株式を売却して利益がでた場合は、
確定申告するの?
株式を売却して利益が出たといっても、その株式が上場株式なのかあるいは、口座開設方法などによっても色々ですから、それぞれ個別にみて判断していく必要があります。
ここでは、個人の間で上場株式等を売買した結果、年間で利益がでている人、未上場株式等を売却した結果、年間で利益がでている人についてみていきます。
アドバイス
次の人は株式を売却したら確定申告をする必要があります。
●「特定口座」を開設しないで「一般口座」で上場株式を売却し、年間で利益がでている人
●「特定口座」を開設したが「源泉徴収をする」というのを選択しないで上場株式を売却し、年間で利益がでている人
●個人の間で上場株式等を売買した結果、年間で利益がでている人
●未上場株式等を売却した結果、年間で利益がでている人
●上記の株式売却を行った結果、年間で通算すると利益がでている人
個人の間で上場株式等を売買した結果
年間で利益がでている人とは?
簡単にいうと、友人や知人などに証券会社を通さないで上場株式を売却し、その結果年間で利益がでた人のことです。この場合は、確定申告をする必要があります。
ここで注意しなくてはならないのは、証券会社を通さない個人間での売買の場合には、たとえ上場株式等であっても「上場株式等の優遇税制」の適用が受けられないということです。
なので、未上場会社の株式等の売却にかかる税率と同じ20%の税金がかかることになります。
未上場株式等を売却した結果、
年間で利益がでている人とは?
上記と同様、未上場株式等を売却した結果、年間で利益がでている人は確定申告しなくてはなりません。この場合の税率は、売却利益に対して20%の税金がかかります。その内訳は、所得税15%、住民税5%です。