個人年金保険とは|おすすめは税金の保険料控除!デメリット、終身との違いは?

 

 

個人年金保険とは?デメリットや終身との違いは?

税金の保険料控除がおすすめ!

 

 

日本の年金制度というのは、現役世代が高齢者を支える仕組みで成り立っていて、現時点では約2.3人で1人の高齢者を支えている計算になります。ところが、これが2025年になると、現役世代約1.8人で1人の高齢者を支えることになるのです。

 

日本では今後も少子高齢化が進んでいきますから、この年金の仕組みをどのようにして継続させていくのかが、今後の政府の政策課題にもなっていきます。

 

年金制度がどうなっていくのか、ということについて、多くの人は「私の将来は大丈夫なの?」という不安があって、将来のために貯蓄するという人も増えています。

 

お金を貯めるとか、あるいはお金を増やすための金融商品というのはたくさんあるのですが、ここでは個人年金保険についてわかりやすく解説していきます。

 

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個人年金保険と終身保険との違いは?

 

2013年版生命保険協会の調査によると、個人年金保険の新規契約者数というのは、平成24年で年間約165万件でした。また、個人年金保険の契約者数は非常に多くて、日本全体では約2,042万件の個人年金の契約がありました。

 

個人年金保険に加入できる年齢層である20歳以上60歳未満の人口は、約5,700万人ですから、単純計算で、およそ3人に1人以上は個人年金保険をやっているという計算になります。

 

ちなみに、個人年金保険は自分で加入するものなので、義務付けられているものではありません。入りたい人が入るというものです。

 

 

個人年金保険とは?その仕組みは?

 

個人年金というのは、主に保険会社で販売されていて、ほとんどの保険会社で「個人年金保険」という名称で販売されています。

 

個人年金保険というのは、文字通り、個人で年金の積み立てをする商品で、毎月あるいは毎年一定の金額、例えば、毎月1万円を保険会社に積み立てていくものです。

 

これは、通常60歳あるいは65歳まで積み立てをして、満期になった年齢で、年金として積み立てた金額を受け取ります。

 

個人年金保険は、保険会社の商品ではありますが、死亡保障などはありません。なので、万が一途中で亡くなった場合には、遺された家族がそれまで積み立てた金額を相続するという形になります。

 

個人年金保険では保障がない分、保険会社で金利を付けて積立額を増やしてくれます。

 

例えば、40歳の人が毎月3万円を20年間積み立てたとすると、3万円×12ヵ月×20年間=720万円積み立てることができます。これは保険会社の方で、例えば、750万円とか760万円にして、10年間などに分けて支払ってくれます。

 

つまり、750万円であれば75万円を10年間受け取るという形になります。

 

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個人年金保険のメリット・デメリットは?

 

契約者にとっては、積立額に少し金利が付いて返ってくるということと、10年間に分けて支払ってくれるので、計画的に使うことができるというメリットがあります。

 

ちなみに、一括でもらうのではなく、分けてもらうことになりますが、年金なので毎月ではなく毎年受け取るという形式になります。個人年金保険は、基本的に損するものではありませんので、将来のために始める方は増えています。

 

 

個人年金は保険料控除が受けられる!

 

個人年金保険のもう1つのメリットとして、税金の控除があります。

 

1年間で個人年金保険として積み立てる金額が8万円を超えると、すなわち8万1円以上になると、所得税で4万円、住民税で2万8千円の控除を受けることができます。これはどういうことかというと…

 

例えば、サラリーマンですと、自分が所得税をどれくらい支払っているのかというのは、なかなかイメージが付きづらいと思いますが、一般的には、所得税率20%程度の人がほとんどです。

 

ですから、個人年金で4万円の控除を使った場合には、仮に所得税率が20%だったとすると、4万円の20%なので8千円(4万円×20%)が所得税の軽減ということになります。わかりやすく言うと、個人年金8万円の投資で、8千円の効果があったということです。

 

厳密には8千円増えたわけではないですが、その分得したというイメージになります。これは、単純に年率計算すると10%です。つまり、税金の保険料控除を考えると、この個人年金保険というのは、非常に効果の高い投資になるのです。

 

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個人年金保険で老後は安心?

 

個人年金の商品というのは、その多くが保険会社から販売されていますが、その利率、すなわちどれくらい増やしてくれるのかというのは、保険会社によって様々です。

 

最近は、外貨建て商品なども出ていますので、個人年金保険を検討されている人は、ぜひ色々な商品を比較して見ていただきたいと思います。

 

ただ、毎月どれぐらいの金額を積み立てられるのかということもありますから、実際に個人年金保険を始める際には、専門家に相談してからがおすすめです。

 

色々な商品があると、それだけ迷うことも多くなりますから、一番自分に合ったものを相談しておすすめしてもらうのがよいと思います。

 

こうした個人年金保険などがないと、今の国の年金制度だけでは、なかなか老後生活していけないですから、今のうちからしっかり考えておきたいですね。

 

 

個人年金保険の選び方とは?

 

老後が不安ということで、保険会社が販売している個人年金保険に加入したいけれど、どれを選んだらよいのかわからないという人も少なくないと思います。まず、知っておいて欲しいのは、個人年金保険には大きく分けると2種類あるということです。

 

1つは、個人年金保険の加入時に老後受け取る金額が決まっている「定額個人年金保険」です。もう1つは、「変額個人年金保険」です。

 

この変額個人年金保険というのは、加入時には老後にもらえるお金の金額が決まっておらず、運用によって増えたり減ったりする個人年金保険になっています。

 

最近多いのは、外貨建ての個人年金保険です。例えば、米ドル建てやユーロ建てなどがあります。これは、上記の定額と変額で分けると定額の方に入ってきます。つまり、米ドル建て、ユーロ建てで、老後もらえるお金が決まっているということです。

 

ただ、あなたもご存知の通り、円高になったり円安になったりといった為替のリスクがありますので、ここには注意が必要になります。

 

ということで、個人年金保険の選び方としては、まずは定額個人年金保険と変額個人年金保険の2種類があるということを理解した上で、あなたのライフプランや将来計画に合わせて選んでいくということになります。

 

どれぐらいリスクが取れるのかというのは、人それぞれ違いますから、ライフプランによって、定額個人年金保険で老後に備えるのか、あるいは変額個人年金保険で老後に備えるのかを考えるのがおすすめです。

 

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