住宅ローンは月々返済額より総額で選ぶ！

住宅ローンは月々返済額より

総額で選ぶ！

今回は、住宅ローンの金利には3種類あること、また、住宅ローンを選ぶ際には総額で考えることが大事だというお話です。

あまたが家を買うことを考えているのなら、住宅ローンの金利のことは絶対に知っておかなければならないことです。また、住宅ローンで大切なのは、借りれる住宅ローンではなく、返済できる住宅ローンを選ばなければならないということです。

借りれる住宅ローンというのは、とにかく家の購入を第一に考えているだけで、実際に住宅ローンが返済できるかということは考えてない住宅ローンです。いわゆる家を売る側から見た住宅ローンです。

ですから、家を買う側からしたら、とにかく住宅ローンは返済できるかどうかを第一に考えるかどうかが大切なのです。実際にあなたが家を買って住宅ローンを借りようと思った時には、ある問題にぶち当たることになります。

それはどんな問題かというと・・・

それは住宅ローンの金利の問題です。住宅ローンの金利には、大きく分けると3種類あります。でも、どんな金利を選んだらいいのかわからないですよね。なので、ここで住宅ローンの金利の3種類をマスターして下さい。

そもそも住宅ローンの金利とは何なのでしょうか？

住宅ローンの金利というと、例えば2.5％とか3％とか、具体的な数値を聞いたことがあると思います。実はこれが住宅ローンの金利です。住宅ローンを組むと、借金の利子を払わなければなりません。

金利というのは「借金の利子をどれくらいの値にしますか？」ということなのです。

ですから、この金利の値が変わると、あなたがもし住宅ローンを組んだ場合、返済額が変わってきます。しかしながら、この住宅ローン金利が変わっても、返済額がどれくらい変わるのかというのは実感が持てませんよね。そこで、ここでは具体例を使って考えてみます。

住宅ローン金利が変わると

返済額はどれくらい変わるの？

例えば、あなたが3,000万円を35年ローンで借りた場合です。この時、金利が変わるとどれくらい返済額が変わるのか、それを見てみたいと思います。

金利が1％の時の支払総額は約3,560万円になります。つまり、利子が560万円かかるということです。また、3％の金利を選択した場合、ずっとそれが35年間3％の時は、支払総額は約4,850万円になります。つまり、利子で支払う分は約1,850万円になります。

住宅ローンというのは長期間借りるケースが多いですから、金利の威力というのはものすごく大きくなるのです。

なので、「住宅ローンにはどのような金利があるのか」ということを考えることは非常に重要なのです。

今、ここで住宅ローンの金利の威力がわかったわけですから、住宅ローンは月々の支払いがどれだけかだけではなく、どのくらい支払うのかの総額も見ることが大切になってきます。

ところが、多くの人はこの支払総額を

見ることをあまりしません..

それはなぜかというと、例えば、スーパーで買い物をする時で考えるとわかりやすいです。例えば、あなたがお惣菜を買う時に、目の前に半額のお惣菜が並んでいたらどうでしょうか？

つい目の前の値段に目がいってしまって、「これも美味しそう、あれも美味しそう」とポンポン買ってしまいますよね。

私自身、これでよく無駄遣いをしてしまいます。そして、その結果、実際にレジに持っていくと、「あれ、こんなに高かったっけ？」と考えてしまうのです。

1,000円の予算で買ったつもりが、いつの間にか半額のものをポンポン買い物かごに入れた結果2,000円になってしまったとか、こうしたことをよくやりがちです。

これは、総額で物事を見るクセがついていないからなのです。たかがお惣菜でも総額で見るクセがないのに、これが住宅ローンになったら大変なことになります。

住宅ローンの場合でも、目の前の値段に注目して買ってしまう方が実は多いです。例えば、「月々の支払いが、今払っている家賃と同じなの！」と思って買ってしまう方もいます。

でも、ちょっと待って下さい。まず総額を見てみましょう。そうすると、金利の影響によってこんなに支払総額が違うのかということがわかるようになります。こうした総額で見るクセは絶対に身に付けておいた方がいいです。

これから住宅の購入をして住宅ローンを支払っていく方は、まず住宅ローンの金利についてしっかり押さえておきましょう。あなたが支払う返済額、総額が変わるからです。

住宅ローン金利は3種類！

住宅ローンには、大きく分けると3種類の金利があります。

具体的には、変動金利型、全期間固定金利型、固定金利選択型の3つです。この3種類の金利を理解するのが住宅ローンを組む人の目標になります。ぜひこの3種類の金利については、しっかり理解するようにして下さい。