家を買う時の注意点!住宅ローン返済額と金利のウソ!

 

 

家を買う時の注意点!

広告チラシの住宅ローン返済額と金利のウソ

 

 

あなたも「家賃並みの支払いで家が買える」という広告を見たことがあるのではないでしょうか?

 

アパートやマンションのポストにチラシが入っていたり、新聞の折り込みチラシや雑誌の広告など、よく目にすると思います。

 

そういったチラシを目にすると、「家賃並みの支払いで家が買えるのだったら、今、アパートやマンションの家賃を支払っているよりも、自分の資産になる家を買った方がいいんじゃないか」と思ってしまいます。

 

ですが、こうしたチラシや広告は、ほとんどの場合がウソです。

 

 

なぜ「家賃並みの支払いで家が買える」はウソなの?

 

住宅ローンが家賃並みで家が買えるという広告には、住宅ローンの条件がどこかに小さい字で書かれているはずです。

 

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その住宅ローンの条件を見てみると、ほとんどのケースで、住宅ローンの条件は「3年固定金利35年返済」となっているはずです。この「3年固定金利35年返済」とはどのような条件かというと、3年固定金利というのは借りてから3年間は金利が低い住宅ローンです。

 

3年間は金利が低いのですが、3年後に金利が上がる、つまり3年間はキャンペーンで金利を割引きしてくれているのです。そのキャンペーンが終わって、もとの定価の金利に戻るので金利が上がって返済額も上がるという仕組みの住宅ローンなのです。

 

ということは、チラシや広告で書かれている返済額は、3年間で終わるということです。

 

もちろん、物件の価格がすごく安くて借入額が少ないとか、頭金をたくさん用意できて借入額が少ないとか、そういった場合には、今払っている家賃と変わらないくらいの返済額で収まることはあると思います。

 

ですが、そうではなく、返済額が2千万円とか3千万円あるという場合で、家賃並みの支払いで済むということはまずありません。なので、住宅ローンの返済額が家賃並みで家が買えるというチラシや広告には騙されないように注意して下さい。

 

そういったほぼウソのような広告で宣伝している不動産業者というのは、あまりまともでないところが多いですから、そういうところでは家を買わない方がいいです。

 

 

家を買うときの注意点!

住宅ローン返済額は家賃並みなら大丈夫?

 

住宅ローンの支払いが、今支払っている家賃と変わらなければ、何となく大丈夫かなという気がしますよね。でも、ここで3つの注意点があります。

 

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1つ目は、今支払っている家賃が適切かどうかということです。今はその家賃の支払いが問題なかったとしても、将来的に今支払っている家賃というのは問題ないのでしょうか?

 

これから子供が生まれたり増えたりして出費が増えた時も、今支払っている家賃が適正なのかどうか。それから、今後の収入が増えたり減ったりするかもしれませんが、将来的に今支払っている家賃が適正なのかどうかということです。

 

2つ目は、提示されている家賃並み支払いの住宅ローンの金額が、ずっと変わらないのかということです。

 

よくある家賃並みの支払いで家が買えるという広告の場合、ほぼ間違いなく将来返済額が上がる住宅ローンで提案されています。なので、最初の返済額を家賃並みだから大丈夫だと思っていたとしても、将来的にその金額が変わる可能性があるということです。

 

3つ目は、今支払っている家賃以上に支払うことができないかということです。例えば、今支払っている家賃が6万円だけれど、収入やその他を考慮すると月々8万円までなら支払える計算になるとします。

 

ですが、こうした計算をしないで、月々6万円の家賃なら大丈夫だろうということでマイホームの購入を進めてしまうと、本来買えるはずだった土地や建物が買えないことになってしまいます。

 

本来、住宅ローンの支払いが月々8万円まで出せていたのなら、月々6万円のときよりも何百万円も余分な予算ができるので、その分良い土地であったり、良い建物を手に入れることができたはずです。

 

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ところが、最初から家賃並みの支払いで抑えておこうとしてしまうと、少なく予算を見積もってしまって、本来買えていた家が手に入らなくなってしまいます。

 

なので、「住宅ローンの支払いが家賃並みだから大丈夫かな」と安易に考えてしまうのは危険です。あなたの適切な予算をしっかり計算するようにして下さい。

 

 

家を買う時の注意点!

広告チラシの住宅ローン返済額と金利のウソに注意!

 

新聞の折り込みやポスティングのチラシで家のチラシが入っていると思います。「土地が分譲中です」とか、「この家がいくらです」とか、「月々いくらで家が買えますよ」というチラシです。

 

そして、その金額を見て「これなら自分たちでも支払っていけそうだ」とか、「今支払っている家賃よりも安い」とか、「家賃と同じくらいなら家を買おう」などと考えて、そのチラシを発行している会社に足を運んでみたりすることもあるかもしれません。

 

ですが、その前に、そのチラシをよく見てください。そのチラシには、住宅ローンの条件について書かれています。その住宅ローンの条件がどうなっているのかということを確認してください。見た目は安いですよね。

 

例えば、月々5万円台とか月々6万円とか、家賃と変わらない金額で家が買えると書かれているチラシは、ほとんどの場合で3年固定金利という住宅ローンの条件で計算されています。3年固定金利の住宅ローンでさらに35年返済というのはどういうことかというと…

 

3年固定金利というのは、最初の金利は3年間だけですよという住宅ローンです。

 

つまり、3年後は変動金利、もしくはもう一度金利を選び直す住宅ローンなのです。その際はほとんどの場合、最初の3年間よりも金利が高くなります。そして、金利が高くなると、当然月々の住宅ローンの返済額が上がります。

 

ということは、チラシに書かれているような安い返済額は3年で終わるということです。では、どれくらい上がるのかというと、それは借入額によっても変わってきます。

 

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例えば、借入額が2千万円、3年固定で0.75%、4年目に2.6%になったとすると、およそ月々1万5千円くらい上がってしまいます。

 

月々1万5千円くらい上がってくると、チラシには5万5千円と書かれていたのが、月々7万円になったりするわけです。月々7万円になってくると、今の家賃とはかなり違ってきていると思います。

 

また、これに加えて固定資産税の金額も上がります。上がるというよりも元に戻るといった方が正しいかもしれません。現在、新築の場合、固定資産税は家を建ててからは3年間は半額、長期優良住宅の場合は5年間は半額、というようにされています。

 

つまり、3年固定の住宅ローンを借りると、3年後住宅ローンの返済額が上がるのと同時に、固定資産税の金額も上がってしまうことになるのです。

 

なので、目先のチラシを見て「住宅ローンの返済額が安いからこれなら買えるだろう」と考えて飛びつかないように注意して下さい。

 

その住宅ローンがどのような条件で計算されているのか、その金額はずっと変わらないのか、それとも変わるのか、そういうところにも注意して見るようにして下さい。

 

 

家を買う時の注意点!

住宅ローン返済額を家賃並みにする注意点は?

 

「住宅ローンの返済額をいくらにして、月々いくらの返済額なら大丈夫だろうか」ということに、かなり悩まれると思います。そこで最も簡単なのは、「今支払っている家賃と同じくらいなら大丈夫だろう」と考えてしまうことです。

 

これは本当にわかりやすいです。支払いが家賃と変わらなければ、今と同じ生活を送ることができるわけですから。ですが、ここには3つの注意点があります。

 

1つ目の注意点は、そもそも今の家賃が問題ないのかということです。今の家賃が収入に見合った家賃なのかということも考えてみて下さい。それが間違っていると、間違っている家賃に住宅ローンの返済額を合わせてしまい、借りすぎてしまうことになるからです。

 

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そうなると、ずっと貯金ができなかったり、将来子供の教育費が支払えなくなったり、生活できなくなって家を売るというようなことにもなりかねません。

 

2つ目の注意点は、家を買った後に始まるのは、住宅ローンの返済だけではないということです。

 

つまり、家を買った後、支払っている家賃が住宅ローンに換わるだけではないということです。住宅ローンはもちろん、固定資産税の支払いやその他増えるかもしれない支出があります。光熱費だったり、学校や職場から遠くなった場合の交通費です。

 

また、自然に増える出費としては、子供が大きくなって学費や食費が増えたりするものです。その時に、今支払っている家賃ほどで問題ないのかということです。

 

ですから、例えば、単純に今支払っている家賃が6万円だから、住宅ローンの返済額を6万円に設定していしまうと、固定資産税その他の分をオーバーしてしまうことになります。

 

3つ目の注意点は、家賃と同じくらいと考えてしまうと、予算を少なく見積もってしまうということです。これは1つ目の今の家賃で問題ないのかとも通じてくるものです。つまり、収入や払える能力から考えて、家賃と同じ金額が適正なのかどうかということです。

 

例えば、将来の収入や支払いの能力を考えたら、月々10万円なら問題ないという結果になるかもしれないのに、今支払っている家賃が6万円だから住宅ローンの返済額も6万円に合わせてしまうようなケースです。

 

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こうしたケースでは、選べるものが大分変わってきます。月々4万円違うと、だいたい予算に直すと1千万円以上違ってきます。そうなると、選ぶ土地であったり、建てるものをお願いするメーカーであったり、設備や広さ、こういったものも全然変わってきます。

 

一生に一度の買い物であり、何十年と生活する家ですから、後で後悔のないようにしておきたいです。後からもっとお金を出せたと気づいても、やり直しができないですから、安易に今の家賃と同じにしておけば大丈夫と考えてしまわないように注意して下さい。

 

家賃とは関係なく、あなたが返済できる住宅ローンはいくらなのか、いくらまでなら借りても大丈夫なのか、そういったことをきちんと計算して考えるようにして下さい。

 

 

広告の住宅ローン返済額は3年間だけに注意!

 

自宅に入ってくるポスティングチラシや雑誌などに「住宅ローン返済額は家賃並みで家が買える」とあったりするのをよく見かけると思います。こうした広告はほぼすべてウソです。

 

これらの広告にかかれている住宅ローンの返済額というのは、3年間で終わります。実際、私がこれまで見てきたすべてのチラシで、3年間で終わると書かれていました。

 

では、なぜ「住宅ローンは家賃並みで家が買える」と書かれているのでしょうか?

 

これは、チラシ広告の小さい文字を見ていただくとよくわかります。そこに「住宅ローンの条件」と書かれているはずです。この条件に、住宅ローン35年返済、3年固定、金利1%とか0.7%、0.8%などと書かれています。

 

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これはどういうことかというと、住宅ローンの条件は3年固定金利で計算されているということなのです。つまり、初めの3年間は借りた時の金利ですが、3年経つと金利が上がるようになっているのです。

 

もちろん、絶対に上がるとは言えませんが、ほぼ上がるようになっています。これはどう言う仕組みなのかというと、最初の3年間は優遇金利になっていて、その後は基準金利になっているのです。

 

要は、基準金利は定価で、優遇金利はキャンペーンの割引価格というイメージです。なので、最初の3年間はキャンペーン金利が適用されて金利が低いのですが、その後は定価に戻る、すなわち金利が上がるのです。

 

これが3年固定金利という住宅ローンの仕組みです。

 

返済期間が3年ならいいのですが、ほとんどの場合、30年とか35年で借りていると思います。そうすると、金利が低いのは最初の3年間だけで、3年経てば元の金利に戻ってしまいますので、返済額は上がってしまいます。

 

どれくらい上がってしまうのかというのは、借入額によっても違いますが、2,000万円とか2,500万円くらい借りていると、金利が2%上がると月々15,000円とか20,000円くらい変わってきます。

 

月々15,000円とか20,000円変わってくると、かなり返済が苦しくなってくるはずです。そうすると、築3〜5年で住宅ローンが払えなくなって、最終的に家を売るというケースも多々あります。

 

というわけで、住宅ローン返済額が家賃並みというのは3年間だけですから、チラシや広告に惑わされないように注意して下さい。

 

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