FX為替チャート読み方とは|4本値と移動平均線の手法はグランビルの法則!

 

 

FX為替チャート読み方とは?

4本値移動平均線の手法とは?

 

 

テクニカル分析を行う上で、非常に重要なのが為替チャートです。

 

チャートは、為替相場の値動きを視覚的に見ることができますからね。チャートにまだ慣れていない人は、チャートをじっくりよく見てください。すると、山になっている部分や谷になっている部分があるのに気が付きませんか?

 

その山になっている部分や谷になっている部分は、買いと売りが拮抗している部分です。一般的にはこれを「抵抗」と言っています。その抵抗が上にあるのか、それとも下にあるのかによって呼び方が違うのです。

 

 

上値抵抗線(レジスタンスライン)と

下値支持線(サポートライン)の読み方は?

 

具体的には、現在値から見て下方にある場合は、これを「下値支持線(サポートライン)」と呼んでいます。

 

これに対して、現在値から見て上方にある場合は、これを「上値抵抗線(レジスタンスライン)」と呼んでいます。この「抵抗」というのは、実はテクニカル分析をする上で、とても重要になってきます。

 

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実際、多くのマーケット参加者も、この抵抗を意識しながら参加しているからです。なので、まだチャート分析に慣れていないという人は、まずはこの抵抗を意識して為替相場を見てみると、相場観が養われていくと思います。

 

一番わかりやすい見方としては、下値支持線と上値抵抗線のどちらを抜けていくのかを見れば、相場の方向性がわかります。

 

例えば、相場が上昇トレンドにある場合でしたら、上値抵抗線を突破していきますし、相場が下降トレンドにある場合でしたら、下値支持線を突破していきますからね。

 

ただし、これはあくまでもそういった傾向にあるということであって、絶対にそうなるというわけではない点には注意が必要です。

 

だからこそ分析することが重要なのです。なお、こうした為替チャートの見方や読み方は一番基本的なものになりますし、FX取引でも売買判断の指針になるものですから、しっかりと覚えておくようにしたいです。

 

 

4本値とは?

 

4本値というのは、ある一定の期間内の「始値」「高値」「安値」「終値」をまとめてこのように言っているのです。

 

■始値…指定した期間内で一番初めにつけた値段のことを言います。指定した期間が1日であれば、その日の最初についた値段が始値になります。
■高値…指定した期間内で一番高い値段のことを言います。
■安値…指定した期間内で一番安い値段のことを言います。
■終値…指定した期間内で最後に決まった値段のことを言います。指定した期間が1日であれば、その日の最後についた値段が始値になります。

 

ちなみに、4本値は、ローソク足などチャートでも利用されています。

 

ローソク足は、日本の米相場の時代に誕生したものとして最も有名なチャートと言っても過言ではありません。海外では「キャンドルチャート」と呼ばれたりしています。なお、ローソク足を利用した相場分析に酒田五法があり、この手法は現在でとても有名です。

 

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テクニカル分析は移動平均線から!

 

一口にテクニカル分析と言っても、数えきれないくらいありますから、その全てをマスターするのは不可能だと言えます。なので、自分の投資スタイルに合致したテクニカルを探していくのがまずは重要です。では、どのようなテクニカル分析手法を選んだらいいのでしょうか?

 

これについては、自分が使いやすいと思うものであれば、特にどれを選んでも良いと思います。ただし、利用するテクニカル分析の特性は必ず認識しておくようにしてください。そうしないと、使っているうちに大きなリスクを抱えてしまう可能性が高いです。

 

まだテクニカル分析をどれにしようか迷っているという人であれば、個人的には移動平均線をおすすめします。

 

移動平均線はたいていの投資家が見ていると言っても過言ではありませんので、その情報量もかなり豊富だからです。それ故、移動平均線がどのような特性を持っているのかも把握しやすいと思います。

 

また、移動平均線を使うのに慣れてきたら、RSI(相対力指数)なども使ってみてはいかがでしょうか?

 

こちらも、移動平均線同様、情報量も豊富ですから、その特性の把握もしやすいと思います。そして、移動平均線とRSIなど複数のテクニカル分析を利用すれば、分析にもより精度が増すはずです。

 

ただし、2つ以上のテクニカル分析を利用していると、一方で買いサインが出ているのに、もう一方は売りサインが出るといったケースに出くわすはずです。こうのような矛盾した判断は、テクニカル分析をたくさん取り入れれば取り入れるほど増えてくるのもまた事実です。

 

あまりにも数多くのテクニカル分析を取り入れてしまうと、却って相場判断に迷ってしまう結果ともなりかねませんので、多くても3つ程度にしておいた方が無難です。

 

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移動平均線の見方・読み方とは?

グランビルの法則手法とは?

 

一般的に為替相場の分析手法としては、次の2つがあります。

 

■ファンダメンタルズ分析…各国の経済指標(GDP、貿易収支...etc)や、ファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)を分析する手法です。
■テクニカル分析…チャートを利用して過去の値動きから今後の値動きを予測する手法です。

 

また、これらを組み合わせて行う分析もあります。

 

例えば、経済指標を見てこの国の通貨が買われそうだとファンダメンタルズ分析を行った後で、現在の為替レートは過去のレートと比べてどの程度の位置にあり、これからどのように動きそうだといったテクニカル分析を行うようなものです。

 

移動平均線というのは、上記のテクニカル分析の中でも、最もポピュラーなものの1つと言えます。テクニカル分析は、さらに次の2つに分類できます。

 

■トレンド系…大きな相場の流れを判断するタイプのものです。
■オシレーター系…価格変動のブレや相場の過熱感などを判断するタイプのものです。

 

このうち、移動平均線は、トレンド系の分析手法の1つです。

 

というのも、移動平均線は、過去×日数の為替レートを単純平均したものを線で結んだものだからです。ちなみに、移動平均線のことを英語では、MA(Moving Average)と表記することも多いですから、覚えておくと役に立つと思います。

 

そして、移動平均線のどのように使うのかについてですが、最も代表的なものとして、移動平均線の長期線と短期線の2本を利用して売買タイミングを計る手法があります。

 

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具体的には、短期線が長期線を下から上に交差する「ゴールデンクロス」を買いシグナルとするのです。反対に短期線が長期線を上から下に交差する「デッドクロス」を売りシグナルとするのです。

 

また、「グランビルの法則」という分析手法も、移動平均線を使った分析では有名です。

 

この手法は、移動平均線と現在の為替レートとに位置関係に着目して売買を判断するのです。ポイントは、次のように移動平均線と為替レートの位置がどこにあるのかということになります。

 

<買いサイン>
■移動平均線が下降を続けた後に、横ばい、あるいは上向きかけているときに、為替レートが下から上に移動平均線を抜けたとき
■上昇している移動平均線を為替レートが上から下に抜けたとき
■上昇している移動平均線を為替レートが上から下に抜けそうになるものの、それを抜けずに再度上昇に転じたとき
■移動平均線が下降を続けているときに、為替レートが大きく下落して移動平均線から大きく乖離したとき

 

<売りサイン>
■移動平均線が上昇を続けた後に、横ばい、あるいは下向きかけているときに、為替レートが上から下に移動平均線を抜けたとき
■下降している移動平均線を為替レートが下から上に抜けたとき
■下降している移動平均線を為替レートが下から上に抜けそうになるものの、それを抜けずに再度下落に転じたとき
■移動平均線が上昇を続けているときに、為替レートが大きく上昇して移動平均線から大きく乖離したとき

 

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