シカゴIMM通貨先物ポジションとは|テクニカル分析で利食い・損切りを!

 

 

シカゴIMM通貨先物ポジションとは?

テクニカル分析で利食い・損切り!

 

 

シカゴIMM通貨先物ポジションという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

IMMポジションという統計は毎週発表されているものなのですが、これは、シカゴの通貨先物市場の投機筋の主要通貨の対米ドルでの差引ポジションとして出されているものです。

 

なぜ、これが重要かと言えば、投機筋のポジションというのは相場を大きく動かす力を持っているからです。なので、その投機筋のポジションがどちらに偏っているのかを知っておくことが重要になってくるのです。

 

 

投機筋のポジションにも注意しよう!

 

実際、IMMポジションの移り変わりに注目するマーケット参加者も増えています。とはいえ、IMMが発表している数字には注意も必要になります。

 

というのは、先物市場では買いと売りが完全にマッチして初めてその取引が成立するわけで、マーケット全体で考えたときには、そもそもポジションの偏りは存在しないということになるからです。

 

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なので、注目してほしいのは、投機筋のポジションのバランスになるわけです。

 

具体的には、投機筋の現在のポジションバランスは、円売りに大きく偏っているのか、それとも円買いに大きく偏っているのかということです。 大きく偏っていれば、その巻き戻しの動きに対して、相当警戒するマーケット参加者が増えるのは至極当然だからです。

 

 

テクニカル分析と売買シグナルはどれを使えばいいの?

 

テクニカル指標や売買シグナルは、数えきれないほどありますので、学んでいくにつれて、一体どれを使えばいいのだろうと袋小路に迷い込んでしまう人も少なくないのではないでしょうか?分析手法や時間の取り方なども様々ですからね。

 

とはいえ、基本的にはテクニカル分析によって売買シグナルが出るタイミングというのは、そんなに違いはありません。

 

なので、数を絞り込んである程度集中した方が効率が良いのもまた事実なんですよ。あれもこれもとあまりにも多くのテクニカル分析を取り込んだ結果、一体どれを判断材料にしたらよいのかわからなくなってしまいますからね。

 

色々と使ってみて、自分の好みに合うものを選んでいくのが理想的です。

 

その際は、通貨ペアの特徴なども上手く汲み取ってくれるタイプのものがよいです。ちなみに、私はというと、FX取引を始めた頃は、MACDとストキャスティクスをよく使っていました。現在は、一目均衡表と200EMA、パラボリックの3つをメインの使っています。

 

あれこれたくさん試していた頃もありますが、3つくらいがちょうどいいです。長く取引している経験から言うと、テクニカルツールはトレンドフォローのものがいいですね。オシレーター系はレンジ相場以外で使うと全く役に立ちませんから。

 

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自分なりの相場シナリオを作ろう!

 

FX(外国為替証拠金)に限らず、相場に対して闇雲に立ち向かっていっても勝てるものではありません。

 

相場に向かう際には、必ず自分なりのシナリオを作ってから参入することが大切ですよ。もしシナリオなしに単なる思い付きで相場に参入したとしても、目の前の相場に流されるだけですからね。

 

さて、ではこのシナリオはどのようにして作ればよいのでしょうか?

 

まずは誰もが把握している材料であるファンダメンタルズの分析は絶対に必要です。もちろんチャートによるテクニカル分析を重視するのもよいのですが、無視するのは絶対にやめた方がいいです。

 

当然、誰も正確に把握できていなポジションの偏りがありますので、相場がファンダメンタルズ通りに動かないことも多々あるわけです。そんなときに有効なのがテクニカル分析です。チャートを見れば、ポジションの偏りが視覚的にわかることも多いですから。

 

とはいえ、チャートそのものが意味を持っているわけではないという点には注意も必要です。そもそもテクニカル分析が有効である根拠は、多くのマーケット参加者が、チャートを見ながら取引しているからこそですからね。

 

なお、自分で作ったシナリオに基づいた相場見通しを持っていても、もしも相場が意に反して動いたときには、相場観を修正できることが重要になります。

 

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最初に利食い・損切りポイントは決めておこう!

 

為替相場に参入した時点、すなわちポジションを持った時点で、どこで利食うのか、あるいは損切るのかについて、必ず決めておくようにしたいです。もしできるならば、そのポイントに指値・逆指値を入れておきたいところです。

 

為替市場は24時間取引できるわけですが、一人の人が寝ないでマーケットを見続けるなんてできませんからね。

 

もちろん、急騰したり急落しても、すぐに元の価格水準に戻ることはあるわけです。でも、やはりリスク管理という観点からは、マーケットを見ることのできないときにはストップ・オーダーだけは置いておくようにしたいです。

 

ちなみに、どんなときでもストップ・オーダーを置いておくようにしてください。たとえ実現損が確定したとしても、次の行動を起こせる自由度を手にしている方が絶対にいいですから。

 

 

過去の相場を分析しよう!

 

どうしても私たちは間違ったことも含めて、過去と同じ行動を取りがちです。

 

相場での取引も同じです。なので、過去の相場が現在の相場のヒントを与えてくれると考えることが十分にできるわけです。とはいえ、現象面ばかりにとらわれて過去をなぞっても意味はないです。

 

つまり、上手くいった過去を思い出して同じ行動を取ったり、過去の失敗がトラウマになってしまって相場に参入できないなどということは無意味だということです。

 

重要なのは、過去の相場と似たような動きをしていると思われる際に、どこが過去と似ているのか、違うのはどこか、といった、値動きそのものではなく、その背景を分析したうえで行動することなのですから。

 

具体的な背景としては、ファンダメンタルズ、マーケットの参加者、政治的状況などです。

 

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休むも相場の意味は?

 

ポジションを持った時点で、ある程度自分なりのシナリオを持っているはずですよ。でも、相場は自分の思い通りには動いてくれないのもまた事実です。そんなときに、あくまでも自分のシナリオにこだわり続けるのは得策とは言えません。

 

相場の主役はあくまでも相場そのものであるわけで、マーケット参加者ではないからです。なので、自分の間違いに気づいたら、その間違いに対しては真摯に向き合い軌道修正することが大切です。

 

それから、自分がこれまで勝ち続けていると、どうしてもトレード回数が多くなってしまうものです。でも、そんなときこそ、相場に対して熱くなりすぎて独りよがりになったり、動かない相場で右往左往したりしがちですから、注意したいですね。

 

「休むも相場」という言葉がありますが、この言葉は相場の一面の真理をついている言葉ですから、常に頭の隅に置いておきたいです。常にポジションを持っているのは賢明ではありません。相場がよくわからなくなったら、いったん休む方が賢明です。

 

とはいえ、相場から離れてしまうということではないので勘違いしないでください。たとえ相場を休んでいたとしても、次の手を考えることを休むわけではありませんから、ポジションを持っているときと同じように、相場と向き合うことが大切だからです。

 

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