FX通貨ペア選び方|外国為替レート計算方法!

 

 

FXの通貨ペアの選び方

外国為替レート計算方法!

 

 

FX(外国為替証拠金取引)では、通貨を買ったり売ったりするわけですが、そもそも外国為替というのは、通貨と通貨の交換なんです。つまり、通貨ペアといったら、こうした通貨の組み合わせのことを言うのです。

 

そして、現在の実質的な基軸通貨は米ドルですから、外国為替取引のおよそ9割が米ドルを絡めた取引になるのです。

 

 

通貨ペアを選ぶとは

どのようなもの?

 

また、主要な通貨ペアの組み合わせを見てみますと、ユーロと米ドル、米ドルと日本円、円ポンドと米ドルなどがあがってきます。

 

ただし、お金の価格を他のお金で表すわけですから、そこには当然決まりがあるわけです。これを日本円と米ドルで考えてみると、1ドル当たりの価格は円価で表されているわけです。

 

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また、取引されている通貨ペアは、米ドルを基準として各通貨の価格を表示するケースがほとんどです。

 

例えば、1ドル=●●円とか1ドル=●●カナダドルなどと価格表示されますからね。この約束は結構大事です。これを覚えておかないと、自分が買ったり売ったりしているものが何であるのかがわからなくなってしまいますからね。

 

 

クロス通貨とはどのようなもの?

 

クロス通貨というのは、通貨ペアの中に米ドルを含まないもののことを言います。

 

この計算は、米ドルに対していくらという2つの通貨ペアの価格を用いて行います。例えば、ユーロ円でしたら、通貨ペアの表記は「EUR/JPY」ですが、「1ユーロ●円」であるのかを求めるには、「EUR/USD」と「USD/JPY」を掛け合わせればいいんです。

 

FX(外国為替証拠金取引)で取引を行っていると、やはり日本人は円を中心にして生活していますから、馴染み深いということもあって、クロス円の通貨ペアの売買が多くなるんですよね。

 

とはいえ、ユーロ円のレートというのは、前述したようにユーロドルとドル円とのレートの掛け合わせなのですから、ユーロドルの動きも注視した方が、マーケット全体の動きはつかみやすくなるはずです。

 

 

円がらみの通貨ペアの

外国為替レートの計算方法は?

 

インターバンク市場が取引の中心になっているわけですが、ここでは100万米ドル単位で取引されています。これを10万米ドル単位で取引できるようにしたのが、FX(外国為替証拠金取引)という新たな分野であり、米国を中心に成長してきたのです。

 

これによって、外国為替市場の参加者は、かつての銀行や輸出入にかかわる企業の参加者だけでなく、一般投資家までに広がったわけです。

 

さらに、現在では1万通貨単位から取引できるようになっていて、中には1,000通貨単位や100通貨単位といった少額単位から取引できる業者もあるようです。

 

このように現在では取引単位は色々ですが、取引単位が代われば損益も変わるわけで、少額の単位で取引を行えば、当然、儲けも損失も小さくなります。

 

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例えば、1万通貨単位で損益を計算するとどうなるか見てみましょう。

 

ドル円レートが110円から111円に動いた場合、その動いた1円にそのまま1万米ドルを掛ければいいので、損益は1万円ということになります。もしも10万通貨単位だったとしたら、この10倍ですから損益は10万円ということになりますね。

 

クロス円の損益計算も、ドル円と同じで価格表示は円ですから簡単です。ユーロ円が1円動いたら、損益は1万円ですし、ポンド円が1円動いたら、同じく損益は1万円となります。

 

 

円以外の通貨ペアの

外国為替レートの計算方法は?

 

価格表示が円でない通貨ペアの損益計算をする場合は、ちょっとややこしいかもしれません。

 

例えば、1.4000から1.4100に動いたときの損益は、価格表示の米ドルの価格である1.4000から1.4100を引き算し、基準の単位である1万ユーロを掛け算すればいいのです。そうすると損益は100ドルとなりますよね。これを円換算して考えるわけです。

 

ドル円の交換レートを111円とすると、この100ドルに111円を掛ければいいのです。この場合は、11,100円(100ドル×111円)となりますよね。

 

前述のように、価格表示が円の場合でしたら、1円動けば1万円と単純計算できるわけですが、円の絡まない通貨ペアの場合は、基準通貨が何であるかによって、数字上は々100ポイントの動きであっても、それを円換算した場合の損益はかなり変わってきますので要注意です。

 

一般的にFX(外国為替証拠金取引)では、証拠金となる金額は取引金額の総額と同じとはなっていません。

 

もちろんFX業者によっても異なるわけですが、基本となる通貨が何であるかとは無関係に、1万通貨単位に対していくらの証拠金というかたちで証拠金の額を決めているケースも少なくありません。

 

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こうした場合には、通貨ペアの違いによって、損益も違ってきますから、くれぐれも注意してくださいね。

 

それから、通貨単位を10分の1の1000通貨単位にして取引する場合にも、基本的な損益計算は同じですから、損益も10分の1になるということです。例えば、価格表示が円の場合でしたら、1円動けば損益は1,000円となります。

 

 

ロングとショートの違いは?

 

FX(外国為替証拠金取引)を勉強していると、ロングとかショートとかいう用語が頻繁に出てくるわけですが、これはマーケット用語なのでぜひ覚えておいてください。ロングというのは、ある商品を買うことをいい、ショートというのは、売ることをいうのです。

 

もちろん、FX(外国為替証拠金取引)ではお金を交換するだけですので、本来の意味からすると、ロングやショートといっても、株式や債券などの場合とはちょっと違うのですけれど。

 

実際、一方の通貨がロングであれば、他方の通貨はショートになっているわけですからね。

 

ただ、便宜上、基準通貨を中心にして、ロングあるいはショートにするということが慣例になっているようです。FX(外国為替証拠金取引)の良いところは、ロングでもショートでも利益が出せることです。

 

ロングの人は自分の買った価格よりも高く売れれば利益が出ますし、ショートの人は自分の売った価格よりも安く買い戻すことができれば利益を出すことができるからです。

 

もちろん、反対に損失が出ることもあります。株式投資と違って、FX(外国為替証拠金取引)では、価格のやり取りだけが問題になりますので、相場にロングで入っても、ショートで入っても、全く同じ立場なのです。

 

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あくまでも値幅をどれだけ取れるかということが重要なわけで、そういった意味では、FX(外国為替証拠金取引)は非常にシンプルな投資商品と言えるのかもしれません。

 

 

外国為替は相対取引なの?

 

マーケットでは、様々な参加者が各々の売り買いしたい取引額で取引を行うことによって、価格は決まっていきます。

 

なので、買いたい人が多ければ価格は上昇する一方で、売りたい人が多ければ価格は下落していきます。需給というのは、このような買いたい人と売りたい人のバランスのことを言うのです。

 

そして、この需給こそが価格を決める要因と言えるわけです。ただし、マーケットにおける価格表示の方法というのは、取引形態の違いによって変わってくるものなんです。

 

例えば、もっともわかりやすい金融市場である株式市場というのは、典型的な取引所取引です。株式市場では、取引所という一つの場所にすべての注文を集中させて、価格優先、時間優先の原則に基づき、順次、価格が決まっていくのですから。

 

つまり、それぞれの価格のところに買い注文や売り注文が並び、自分がこれから買おうと考えれば、すでに出されている売り注文を買っていくか、買いたい値段で注文を出しておいて、誰かが売ってくれるのを待つわけです。

 

具体的には「板」と呼ばれている注文状況が取引所から公開されていて、どの価格にどれくらいの注文が並んでいるのかが一目でわかるわけです。流動性のある株式の板を見たことがあるでしょうか?どのレートにもぎっしり注文が詰まっていますよね。

 

ところが、このような板は、外国為替市場にはないのです。

 

そもそも通貨の交換ですから、モノという概念がないのかもしれません。とはいえ、全く値段の表示がないわけではありません。

 

最も高いビッド(買い)と最もオファー(売り)のみが表示されることになっています。外国為替市場では、こうしたビッド(Bid)とオファー(Offer)の2本の価格の組み合わせのまま、価格が上下する仕組みになっているわけです。

 

株式では取引所取引と言いましたが、外国為替では相対取引と呼ばれているんですよね。ただし、直ちに買いたいときには提示されているオファーの価格で買うことになりますし、売りたいときにはビッドの価格で売ることになりますので、その点は株式取引と同じです。

 

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