iDeCo(イデコ)運用商品|どれがおすすめプラン・ポートフォリオ選び方!

 

 

iDeCo(イデコ)運用商品どれがおすすめ?

プランポートフォリオ選び方とは?

 

 

iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)を始めたいのだけれど、運用商品は何を選んだら良いのか迷ってしまう人もいると思います。その場合には、以下の3つのファンドを中心に選んでおけばOKです。

 

■普通預金(定期預金)
■株式型のインデックスファンド
■債券型のインデックスファンド

 

iDeCo(イデコ)のラインナップには、元本保証型の定期預金があります。まず、どうしてもリスクを取るのが怖いという人は、この定期預金を選んでおけばOKです。それでも所得控除は受けられますので、税金が戻ってきてお得です。

 

一方、老後の生活費を考えてお金を増やしたいという人は、株式型・債券型のインデックスファンドを選ぶのがおすすめです。

 

具体的には、主な投資対象が国内株式や国内債券、外国株式、外国債券とわかれていますので、これらの中から信託報酬の低い1.0%未満の投資信託を選ぶようにします。

 

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iDeCo(イデコ)でおすすめしない運用商品とは?

 

iDeCo(イデコ)の商品ラインナップの中には、生命保険やターゲットイヤー型ファンド、バランスファンドなどがありますが、これらは余計なものが付いたオプション商品となっていて、手数料が高いのでおすすめしません。

 

ちなみに、ターゲットイヤー型ファンドというのは、年齢によって投資の配分を変えるような投資信託です。

 

もちろん、これらの商品の中には信託報酬の低いものもあります。ですが、その多くは信託報酬が1.0%を超えるのでコスト倒れする可能性が高いです。なので、iDeCo(イデコ)においては、これらの商品の優先度は低いと考えて下さい。

 

 

iDeCo(イデコ)で老後資産を作るための必須知識とは?

 

iDeCo(イデコ)で老後資産を作ろうと思ったら、最低限3つの知識が必要になります。1つは期待リターン(平均)、2つ目はリスク許容度(分散・標準偏差)、3つ目はコストについてです。

 

リスク許容度というのは、安心して眠れるくらいにリスクを分散するということです。全財産を投資に振り向けて、常にチャートを見るような生活では精神的にも続きませんからね。コストというのは、できるだけ手数料の安いものを選ぶということです。

 

 

なぜインデックスファンドを選ぶといいの?

 

インデックスファンドは究極のマーケットポートフォリオ商品なので、iDeCo(イデコ)でもこれを選んでおけば最強です。しかも、インデックスファンドは、投資信託で一番低コストのファンドです。

 

具体的には、より市場平均に近づけるのであれば、TOPIX(東証株価指数)型のインデックスファンドの方がいいと思います。

 

ちなみに、TOPIX(東証株価指数)というのは、東京証券取引所一部に上場している全銘柄1,700社ほどの平均値です。日経平均は225社ですから、TOPIX(東証株価指数)の方がより多く分散していることになります。

 

もちろん、金融機関の商品ラインナップに、TOPIX型のインデックスファンドがあれば一番いいのですが、あまり良い商品がなかったりもします。日経平均型がやはり多いと思いますので。この辺の選択には注意が必要になります。

 

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アメリカですと、S&P500という株価の平均値がありますし、また、モルガンスタンレー社が作っている先進国の指数としてMSCIコクサイ・インデックスがあります。

 

株価指数なら、TOPIX(東証株価指数)、S&P500、MSCIコクサイ・インデックス、債券指数なら、NOMURA・BPI、シティグループ世界国債インデックス、この中から選んでおけばまず間違いないです。

 

 

GPIFのポートフォリオとは?

 

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)というのは、私たちの公的年金を運用している日本最大の機関投資家のことです。その資産は130兆円くらいあります。

 

このGPIFでは、基本ポートフォリオとして、株式投資に50%(国内株式25%、外国株式25%)、債券に50%(国内債券35%、海外債券15%)と決めています。

 

また、どういう内訳でパッシブ運用しているのかも公表しています。それによると、130兆円のうち104兆円をパッシブ運用しているそうです。ほぼ8割近くをパッシブ運用しているということですから、コストはほとんどかかっていないということになります。

 

つまり、私たちの年金がコスト倒れしないように、運用方針を決めているということです。そして、残り20%くらいで、もう少し人を使って積極的に利益を取っていこうというのがGPIFの基本的なポートフォリオになっています。

 

 

ブラックロックのポートフォリオとは?

 

ブラックロックという会社があるのですが、この会社は500兆円の運用資産を持っています。

 

このブラックロック社は、ETFの世界シェアナンバーワンです。ETFというのは、インデックスファンドと同じようなパッシブ運用の投資信託のことで、マーケットで売買できるような仕組みになっているもののことです。

 

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つまり、500兆円運用しているブラックロック社も、ほとんどがインデックス運用、パッシブ運用を採用しているのです。プロですらそうなのですから、特に個人の場合はパッシブ運用を選ばないと、リスクを取り過ぎてしまうことになります。

 

なので、まず個人投資家が資産を作っていくためには、8割程度の大部分をパッシブ運用にして、インデックスファンドを選んだ方が合理的です。

 

もし個別の株式に投資したいとか、FX(外国為替証拠金取引)をやりたいとか、そういう場合は、残りの2割でやっていくのがいいと思います。やはり全体のリスクをできるだけ低くするためには、コストが低いものを選ぶというのがポイントになります。

 

 

iDeCo(イデコ)おすすめポートフォリオ

運用商品プランは?

 

例えば、スルガ銀行でしたら、スルガ確定拠出年金スーパー定期1年に100%積み立てるプランです。これは、完全に所得控除のみを狙った投資手法になります。リスク商品は嫌だという人でも、税金は確実に戻ってきますから、何もしないよりは全然お得です。

 

また、多少リスクを取れるという人は、国内債券インデックスファンドと先進国債券ファンド、先進国株式ファンド、日経225インデックスファンドの4つを選ぶのがおすすめです。このポートフォリオは、世界全体の成長を買おうというものになっています。

 

ちなみに、本当はTOPIX型のインデックスファンドを入れたいところですが、コストが高いので、日経225インデックスファンドにしました。

 

日経225インデックスファンドですと、信託報酬はおよそ0.2〜0.3%くらいです。外国の株式の信託報酬はおよそ0.4〜0.5%くらい、債券のファンドは0.1〜0.2くらいとかなり低いです。

 

債券というのは、おおよそ利息は決まってきてしまうので、あまり大きく増えません。なので、コストが高いのは致命傷になりますから注意してください。

 

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債権を除いたiDeCo(イデコ)の

ポートフォリオ・運用プランは?

 

日経225インデックスファンドと先進国株式ファンドの株式のみのポートフォリオもおすすめです。これは、上記の債券を省いたプランになります。

 

なぜ株式のみなのか、債券を入れていたものよりもリスクが分散されていないじゃないか、と思われるかもしれません。

 

ですが、実は非課税の制度には、iDeCo(イデコ)ともう1つNISA(ニーサ)があるのです。つまり、株式の値上がり益に対しての恩恵が大きいからなのです。債券で投資するというのは、少しもったいないのです。

 

もし大きく資産が増えた時に、売却したら20%も税金が取られてしまいますから、値上がり分をすべて手元に残すためには、株式型を選んだ方がいいのです。

 

なので、上記の株式のみのポートフォリオを選んだ場合は、債券をNISA(ニーサ)や一般の証券会社の口座で買うというのも良いと思います。

 

iDeCo(イデコ)では、値上がり益が期待できる株式系のファンドを中心に運用するとお得です。株式のみのポートフォリオだと少し怖いなと思うかもしれません。

 

ですが、iDeCo(イデコ)ではドルコスト平均法で時間分散して買っていきますし、始めたばかりの頃は、まだ買っていく金額も小さいですから、それが値下がりしたとしても全体で考えたらほとんど影響を受けません。

 

ただ、10年、20年経過するとこれは大きな塊になってきますので、そうなった時には株式の値下がりは全体に大きな影響を受ける可能性があります。そうなったら、今度は全体のバランスを考えていけばよいのです。

 

まず始める段階でしたら、株式のみのポートフォリオでも全く問題ないと思います。

 

 

具体的なiDeCo(イデコ)ポートフォリオの選び方は?

 

まずiDeCo(イデコ)を始める際に、商品ラインナップを見ても選べないなという場合は、最初に定期預金を選んでください。

 

また、株価が上がりそうだなとか、色々勉強してみてリスクを取れそうだと思い始めたという場合は、スイッチングといって、資産を移し替えることができますので、そこで安心して投資していくのがおすすめです。

 

そして、株式や債券に投資しようと決めたら、商品ラインナップの中から、一番信託報酬の低いものを選び、株式ならTOPIX型のインデックスファンドがあればそれを選ぶのがおすすめです。

 

いずれにしてもパッシブ運用、インデックスファンドを優先して選ぶことをおすすめします。

 

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