どうしても税金が支払えない場合は
どうしたらいいの?
次のようなケースで考えてみます。
■年収300万円のサラリーマンである。
■海外のFX会社で口座を開設し、そこで利益を1,000万円ほど出した。
■その資金を基に国内株式投資をしたが、1,200万円の損失を出してしまった。
■税金が支払えない場合はどうしたらよいのか?
■自己破産や個人再生をすれば税金は免責されるの?
税金が支払えない場合は?
まず、税金というのは、民間の金融機関等からの借金とは異なり、自己破産等をしても直ちに免責はされないのですよね。とはいえ、未来永劫ずっと免責されないわけでもないです。
実際のところ、本当に差し押さえすることができるものがなければ、差し押さえしようにもできませんからね。そういった場合には、滞納処分は執行停止の措置が取られるんですよね。ちなみに、生活保護の受給が開始されると執行停止になるケースが多いようです。
また、資力が回復しない状態が続き、執行停止の状態が3年続くと、その時点で納税義務は消滅します。
上記のケースですと、現在も会社員で年収が300万円ほどありますので、納税を無視し続けていても執行停止にはならない可能性が高いですね。なので、地道に労働して滞納状態を解消していくことになるのだと思います。
なお、このような状態に陥ってしまった場合には、できるだけ早期に税務署に相談に行くようにした方がよいです。