FXの確定利益が
10万円と−20万円のポジションを
決済した場合の税金は?
FXの利益確定したポジションに、プラスのものとマイナスのものがあった場合にどうなるのかということですね。
まず、FXでの利益が20万円まででしたら確定申告する必要はありません。また、FXの利益が10万円で、−20万円のポジションを確定した場合、年末時点で損失がマイナスになるのでしたら、当然税金を納める必要はありません。
ちなみに、損失については繰り越すことができますので、その場合には確定申告をした方が良いですね。
パートの給料とFXの収入で
生計を立てている場合の税金は?
例えば、次のようなケースです。
■現在、パートタイマーで働いていて、そこからの給与がある。
■パートの給料は20日〆の月末手渡しなのだけれど、ここからも税金は支払うのか?
■FXからの収入は20万円以上ある。
パートタイムで働いている人であっても、勤務先から年末に源泉徴収票を貰うはずですから、それにFXからの収入を加えて確定申告することになります。
つまり、パート分の所得も給与所得として、源泉徴収票を添付して、確定申告する必要があるということです。とはいえ、毎月の給与を受け取る時には、すでにその所得に対する所得税は天引き(源泉徴収)されていますよね。
なので、会社の方で年末調整されているのであれば、新たにパート収入から所得税が取られるということはないので安心してください。
FXは一律20%の源泉分離課税ですが、あくまでもそのFXの確定申告の際に、パートの申告も併せて必要になるということだけですから。
なお、確定申告の期間は翌年の3月15日までで、所得税の納期限も基本的にはそれと同じ3月15日です。
住民税については、確定申告をすると自動的に申告したことになりますので、新たに申告する必要はなく、また、納付については、6月以降に納付書が送付されてくるはずですから、それからでOKです。
FXで利益が20万円以上になると
保険や住民税も上がるの?
FXで利益が20万円以上であれば確定申告する必要がありますよね。でも、サラリーマン(会社員)の方でしたら、健康保険も厚生年金保険も、どちらも保険料は本業からの給与収入によって決まるんですよね。
なので、FXからの収入が増えたからと言って、保険料が上がることはありません。ただし、所得税はもちろん、住民税も増額になります。