業者が異なる
FXとバイナリ−オプションの
税金は合算できるの?
一般的に、FX取引を行っている人は、複数の口座を持っていますので、あるFX会社ではFXの利益が100万円あるけれど、別のFX会社でバイナリ−オプションの損失が50万円あるという人もいるわけです。
このような場合、FXの利益とバイナリ−オプションの損失を合算できるのでしょうか?
結論としては、2012年以降はすべて分離課税の雑所得になっていて、FXと同じ雑所得(商品先物に係る雑所得等)に区分される金融商品、具体的には、FXやバイナリ−オプション、CFD、商品先物、日経225先物、TOPIX先物などすべてが合算することができます。
ちなみに、株式などは所得区分が異なることから、FXと損益通算をすることはできませんのでご注意ください。
株式とFXの税金の取扱いの違いは?
2012年よりFX(外国為替証拠金取引)の税制が改正され、分離課税により一律20%となりましたよね。
これにより株式とFXが同じになったと勘違いされている方がいらっしゃるようですが、実際のところは全く違うんですよね。株式は譲渡所得ですが、FXは雑所得のままだからです。
つまり、かつてFXには「総合課税の雑所得」と「分離課税の雑所得」があったわけですが、改正によって、分離課税の雑所得のみになったということなんですね。