事例で検討
国民年金の支給を受けています。本年1月に、昨年4月にさかのぼって、年金の改定差額を支給する内容の改定通知書を受け取りました。これには、本年2月に支給されるとあります。
この場合、支給される年金の改定差額は、いつの年分の所得になるのでようか?
アドバイス
ご質問の年金の改定差額については、改定通知に支給日が本年の2月とありますので、本年分の所得になります。
改定差額の収入として計上する時期は
いつにしたらいいのですか?
国民年金などの支給の基礎になる法令などが改訂された場合の、改定差額の収入として計上する時期は、いつにしたらよいのかということですよね。
公的年金等(国民年金や厚生年金など)の支給の基礎になる法令、契約または規程が改正、改訂され、過去にさかのぼって実施されたために支払われる、過去の期間に対応する公的年金等の差額の収入を計上する時期については、次によることになっています。
■その支給日が定められているものについては、その支給日
■その支給日が定められていないものについては、その改正、改訂の効力が生じた日
よって、ご質問の場合は、支給日が改訂通知により本年の2月と定められていますので、その支給日となり、本年分の所得になります。