確定申告書は
どこに提出すればいいの?
確定申告書の提出先ですが、これはどこでもいいというわけではありません。ご本人が確定申告するときの住所のある税務署が確定申告書の提出先になります。
なので、例えば、千葉県の柏に住所がある人は、柏税務署に提出しなくてはなりません。つまり、勤務先が東京の新宿だからといっても新宿税務署は提出先にはなりませんので注意してください。
具体的にはどうなるの?
最近は、確定申告の時期になると、区役所、市役所、町村役場などでも確定申告を受け付けていますので、事前に確認しておくとよいと思います。日中、仕事で住所地の税務署にいけない人は郵送でも受け付けていますのでそちらをご利用するとよいと思います。
なお、郵送の場合は、3月15日の消印までが期限内申告として認められます。
このとき注意していただきたいのですが、できれば返信用封筒に切手を貼ったものを同封してください。こうすると、税務署から受付印を押して控を返送してもらえますので。
また、税務署には「文書収受箱」という箱が入り口付近にありますので、日曜日で税務署がやっていない場合などはここに入れておけば提出したことになります。
確定申告書の控は、賃貸住宅を借りるときや何か所得の証明をする場合など、たまに必要になるときがありますので、必ず保管しておいてくださいね。
それから参考までに、提出先の例外もあげておきます。次の場合は、住所地のかわりに納税地にすることができます。
@住所のほかに居所がある人は、届出をすれば居所地を住所地に代えて納税地にすることができます。
A住所がなく居所のある人は、その居所地が納税地になります。
B住所や居所のほかに事業場等がある人は、届出をすれば、事業場等を住所地や居所地に代えて納税地にすることができます。
届出については、税務署にある「所得税の納税地の変更に関する届出書」を所轄の税務署と事業所・事務所などを所轄する税務署の両方に提出すればOKです。