相続対策は必要?相続の悩みとトラブルとは?

 

 

相続対策が必要な理由とは?

相続の悩みトラブルとは?

 

 

「相続税を支払うほどの資産もないし、家族の仲もいいから問題ない」、実はそう思っている人ほど相続トラブルに発展しやすいものなのです。

 

実際に相続トラブルに関する統計を見ますと、実際に相談に来られる人の悩みの中で最も多いものは、遺産総額5,000万円以下で、かつ、相続税がかからない人が約80%を占めています。

 

ちなみに、遺産総額5,000万円以上の人たちのトラブルは20%弱となっています。また、極端なケースになってしまいますが、遺産総額5億円以上のトラブルは1%以下です。

 

よくテレビのドラマで見かけるような資産家の家庭で起こるドロドロの相続争いは、実際のところ件数的には少ないといえます。

 

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これは、あらかじめ相続税がかかると確信しているご家庭では、お金を支払って信託銀行などに委託してトラブルを回避する努力をしているからです。

 

つまり、「相続争いは資産家の話」と考えるのは大間違いであり、資産のないご家庭ほどトラブルは発生しやすいということです。

 

 

一番多い相続の悩みとは?

 

ここでは、相続に関する悩みの中でも一番多いものについて紹介します。一番多い相続の悩みというのは、“相続が発生して相続財産が自宅不動産と預貯金のみだった”というケースです。

 

なぜこうしたケースが悩みに発展しやすいのかというと、相続財産が分けられないからです。これは、相続税を払う人にも払わない人にも言えることです。

 

相続財産の中で自宅不動産の割合が著しく多い場合、自宅不動産を相続する人が他の相続人に見合った財産を渡すことができません。そうすると遺産分割協議が進みませんから、最終的に相談に訪れるというケースが数多く見受けられます。

 

 

事前対策でできることは?

 

事前の相続対策によって、自宅不動産を受け継がないであろう相続人に、保険金の受取人になってもらうなど、ちょっとした対策をしておけば避けられる問題であったというケースも多々あります。

 

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相続が発生して相続財産が分けられないとわかった時点ではもう手遅れです。話し合いによって上手くまとまればいいのですが、そうなるのはごく稀です。たいてい長年慣れ親しんだ自宅を売却して、そのお金を相続人で均等に分けるといったケースがほとんどです。

 

そうならないためにも、自分自身で知識を身につけ、円満に相続を迎えられるようにしたいものですね。

 

 

相続トラブルの原因は?

 

相続トラブルのことをお話すると驚かれる方が多いです。でも、一番トラブルに発展しやすい家庭の相続財産は、自宅不動産と預貯金のみのケースなのです。

 

前述のとおり、相続トラブルに発展しやすいのは、ごく一般的な家庭がほとんどです。しかも、遺産総額が相続税を払わないで済む相続財産の家庭です。

 

なぜこんなことになるのかというと、これは分けれれない遺産だからです。預貯金や有価証券など均等に含まれている遺産が多く含まれている場合は、自宅不動産を相続した人以外に預貯金や有価証券を相続させるといった内容ですみます。

 

ですが、そういった分けられる遺産がない場合は、特にトラブルに発展しやすいのです。ですから、そうならないためにも事前に相続対策を行うことが大切です。

 

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