住宅ローンの流れ
借り方・手続き〜融資実行まで!
今回は、住宅ローンの借り方、実行までの流れについてのお話です。
住宅ローンの借り方、実行までの流れを大まかに知っておくことで、余裕を持った対応ができるようになります。初めて住宅ローンを組んで家を買う場合、最初から最後までの流れというのはなかなか見えていないと思いますので、ぜひこれは覚えておいて下さい。
まずほとんどの金融機関では、事前審査というものがあります。申込書1枚でお名前や年収など必要情報を全部書いて簡単に対応できる金融機関もあれば、事前審査の段階で身分証明書であったり土地の謄本とか収入証明書が必要になるところもあります。
この辺は金融機関によっても違ってきますので、これは利用する金融機関にきちんと確認をして書類の方を準備するようにして下さい。
添付書類や提出書類が全部揃ったら、金融機関に提出します。そうすると、早くて翌日という金融機関もありますが、大体平均すると2〜3日、遅くても1週間前後で審査結果は出ます。
その結果についても金融機関ごとに、例えば、減額回答で「この金額なら貸せますよ」と出してくれるとこともあります。あるいは、申請した金額について、いいか、ダメか、どちらかで出してくれるところもあります。
これについても金融機関ごとに違ってきます。この辺も回答が出た後で、担当の方と打ち合わせする形になります。
ちなみに、どの金融機関にも言えることですが、「どうしてダメだったのか」というような情報については、基本的には教えてくれませんので注意して下さい。なので、ある程度自分自身で心当たりのある場合は、その辺の対策をする必要があります。
事前審査でOKが出たら・・・
事前審査でOKが出たら、その後は建築会社や不動産会社と土地や建物の話を進めていくことになります。そして、業者とある程度話が進んでいくと、今度は図面や金額が上がってきますので、その時点で本申込みという形で、銀行に提出することになります。
その時には、見積書であるとか、そういったものが全部必要になってきます。それも併せて出すような形になります。ここでも長くて大体1週間前後くらいで審査結果が出ます。
ここでは、この事前審査の内容と事前審査を出した時のお客さんの信用情報に大きな違いがないとか、最初の事前審査の時に出した金額的な部分で大きな違いがないとか、そういったところが見られます。
審査結果について心配される方も多いですが、それがなければ、基本的には否認されることはまずないので安心して下さい。
信用情報については何とも言えませんが、事前審査と大きな違いがなければ、基本的には落とされることはありませんので、安心して話を進めていただいて大丈夫です。
少なくとも私はそれで落とされたという方を見たことがありませんので、ほとんどの方は大丈夫だと思います。
本審査が通ると・・・
本審査が通ると、あとはあなたのお金の流れです。自己資金がある場合は、できるだけ後にお金を動かした方が、当然、支払う利息も少なくなりますので、銀行で借入れのお金を動かすのは後の方になると思います。
一方、手持ちのお金が少ないという場合は、業者との契約の時に借入れを起こしたりということになると思います。
それはあなたの手持ち資金によります。この流れに沿って、あとは金銭消費貸借契約を結んでようやくお金が動く、つまり融資実行ということになります。
住宅ローンの流れ
借り方・手続き〜融資実行まで!まとめ
事前審査を出してから大体2〜3日、長くても1週間くらいで仮承認などの結果が出ます。
その後、業者との打ち合わせに入って本申込みを出して、それも大体1週間前後くらいで承認の結果が出ます。あとは、お客さんそれぞれの流れに沿って、金銭消費貸借契約を結んで融資実行となります。
全体的にスムーズに動いて、申し込みから融資実行まで大体2週間くらいです。大体2週間くらいかかるということを頭に置いておくようにして下さい。契約金や中間金が間に合わなかったとなったら大変ですから、余裕を持って見積もっておいた方がよいと思います。
それから、審査結果については、大体その結果が出てから半年程度はどの金融機関でも有効になっています。ですから、そんなにあせらなくても大丈夫です。
もちろん、信用情報とか、借入れの金額が大きく変わらないという条件が付きますが、基本的にはそれでダメになるということはありませんので、もし時間がかかるようであっても、焦らずにゆっくりやっていただいて大丈夫です。