不動産売買手付金相場は?住宅ローン手付金とは?

 

 

不動産売買の手付金相場は?

住宅ローン手付金とは?

 

 

今回は家を買う場合のお金の流れ、支払いについて、実際に現場ではどのようになっているのかというお話です。

 

例えば、ある物件があるとします。それは一戸建てかもしれないし、マンションかもしれません。新築のマンションかもしれないし、中古のマンションかもしれません。

 

あるいは新築の一戸建てかもしれないし、中古の一戸建てかもしれません。もしくは土地ということもあるかもしれません。

 

いずれにしましても、家を買おうと決めた場合、一般的には「手付金」というものを最初に支払います。そして、金策をして、1ヵ月後とか2ヵ月後に残代金を支払っていくという、2段階の支払方法を取るのが一般的です。

 

というのは、不動産の場合は金額が高額なので、現金でまとめて用意するというのはなかなか難しいです。

 

なので、銀行の住宅ローンを使っていくことになります。また、銀行の住宅ローンを調達するのも、1日や2日ではなかなかできません。時間がかかります。銀行は銀行で色々な調査をしなければならないからです。

 

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とはいえ、時間をかけて銀行の準備ができたという段階で物件が売れてしまっていたら、元も子もないわけです。

 

そこで、まずは手付金と呼ばれるお金を支払って、売買の約束を書面で行って、それから買主はお金の準備をする、売主は物件の引き渡しの準備をするのです。このようなやり取りが、不動産の流通の現場では常識的に行われています。

 

 

手付金とは?相場は?

 

手付金は一番最初に支払うお金です。例えば、あなたが気に入った一戸建てを見つけたとします。

 

「これならいいかな、よし買おう」と決断して、諸費用もすべて把握しました。「では買いましょう」といった段階で、買主であるあなたは売主に手付金を支払います。このように買主から売主に支払うお金が手付金です。

 

では、この手付金はどれくらいが相場なのでしょうか?

 

これは、普通は不動産市場に精通しているわけではないのでわからなくて当然です。例えば、売買代金が2,000万円の中古の一戸建てがあったとします。

 

そうすると、2,000万円の不動産を購入する契約をするための手付金としては、一般的には5〜10%くらいと言われています。これは個別に相談して決めていくものでなので、あくまで一般的にはということです。

 

ただ、一般的には、5〜10%くらいがマーケットの相場になります。ですから、2,000万円の不動産を購入する契約をする際に、手付金として要求されるお金としては、大体100〜200万円くらいということになります。

 

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手付金の支払方法は?

 

実務上、手付金の支払方法としては、現金で用意する、あるいは小切手で用意する方法があります。

 

現金か小切手かのいずれかですが、多くは現金という支払い方になります。上記のケースなら200万円のお金を現金で用意して、買主から売主に契約の場で渡すことになります。

 

ただ、例えば、物件価格が2億円といった場合には、手付金は2,000万円です。2,000万円の現金を用意できないことはないかもしれませんが、用意できたとしても持ち運びに神経を使いそうです。もらう売主側も、受け取ったお金をいちいち数えるのも大変です。

 

そこで、不動産の場合、もう1つ手付金の支払方法として、小切手による支払いがあるのです。不動産の売買で使う小切手というのは、「預手」という少し特殊な小切手になります。預手というのは略称で、「預金小切手」が正式名称です。

 

この預金小切手というのは、個人が振り出す小切手とは違って、買主が預金残高のある銀行に行って「預金小切手を作って下さい」あるいは「預手を作って下さい」と言うと、銀行の窓口の方が作ってくれるものです。

 

預金小切手は手数料がかかりますが作ってくれます。預金小切手では、小切手の振出人というのが銀行の支店長名になりますので、不渡小切手が一切出ないという小切手になります。

 

小切手の特徴として、額面が2,000万円であっても2億であっても、紙1枚で渡せるメリットがあります。受け取る方も、数える手間がないというメリットがあります。ただ、デメリットとして、受け取ったものは本当にただの紙切れ(不渡手形)というケースがあることです。

 

小切手を現金化しようと思ったら現金化できなかったというケースになると、不動産売買の場合は一大事ですから、不動産の時に使う小切手というのは必ず「預手」を使うのです。

 

預手は小切手を見ると、振出人の名前のところに必ず銀行の名前があって、支店長○○となっています。

 

それが預金小切手(預手)になります。預金小切手(預手)は、100%現金交換できる小切手ということで、不動産市場の中では信頼性が非常に高いです。また、現金同等物と扱われて、不動産売買では多く使われています。

 

 

不動産売買手付金相場は?手付金とは?まとめ

 

今回は、おおよそ手付金というのが、不動産市場の中ではいくらくらいが適正相場なのか、金額的な割合としていくらくらいがマーケットの中では相場と言われているのか、というお話でした。

 

物件の売買代金のおよそ5〜10%くらいというのが、流通市場では相場になっています。

 

逆に言えば、気に入った物件を見つけた場合、仮にそれが4,000万円だったとしたら、少なくとも200万円くらいのお金がすぐに用意できないと契約ができないかもしれない、ということを考えなくてはいけないということでもあるのです。

 

不動産の購入では、わずか10%といえども4,000万円の10%なら400万円になってしまいますから、かなり高額のお金が動くことになります。なので、手元のお金が今いくらくらいあるのかというのも、物件を選ぶ際には大切なポイントになってきます。

 

ということで、不動産の流通市場の中では手付金の相場が、ある程度暗黙の了解というか、今までの実績の積み重ねというか、それで大体相場が決まっています。

 

それが物件価格の大体5〜10%くらい、これが手付金の相場となっていますので、ぜひ頭に入れておいて下さい。

 

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