住宅ローン組める条件!
勤続年数1年未満は?
今回は、そもそも住宅ローンが組めるのか組めないのか、組める条件についてのお話です。
住宅ローンが組める条件の中には「勤続年数」というものがあります。具体的には、正社員として勤続3年上というのが条件になっています。ですが、最近は、勤続3年以下の場合でも住宅ローンが組めるところが出てきました。
ちなみに、勤続1年以上でも住宅ローンを組めるのは「フラット35」です。これは国の機関です。また、東京スター銀行やりそな銀行、スルガ銀行といった、比較的広範囲で都市銀行といわれるところは勤続年数が1年以上でも住宅ローンを組めるようになっています。
これについては、念のため各銀行のホームページ等で確認してみて下さい。
住宅ローン組める条件:担保提供とは?
住宅ローンを借りた時には、担保提供が必要になります。この担保提供というのがどういうものかというと…
あなたは、抵当権の設定という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
建物が建つと登記をします。その登記した建物に対して銀行の抵当権を設定することを「抵当権の設定」と言います。そして、住宅ローン組める条件として、この抵当権の設定については、建物と土地の両方の担保提供が必要になります。
ちなみに、専用通路についての担保設定が必要になります。専用通路というのは、奥まっている土地で細長い道を通っていって家があるというような場合の通路です。この専用通路も土地とみなされることから担保提供が必要になります。
一方で、担保提供には順位があります。住宅ローン組める条件として、抵当権は必ず第一順位で設定する必要があります。
ですから、例えば、実家が商売をしていたりして、すでに担保提供している土地があったら、住宅ローンを借りる時にはその登記を抹消する、あるいは住宅ローンを一番にして二番にするなど、順位変更が必要になります。
団体信用生命保険への加入
住宅ローン組める条件として、団体信用生命保険への加入が必要になります。団体信用生命保険に借入本人が申し込んで、保険がかけられないとなった場合には、基本的には住宅ローンは組めません。
それから、火災保険への加入も必要です。また、火災保険には単に加入するだけでなく、借入額以上の保険金で、借入期間全期間分の保険に入る必要があります。
なので、例えば、2,000万円の借入れで35年返済という場合は、2,000万円以上の保険金額で35年分を一括して前払いする火災保険に入る必要があります。
この2つの保険は非常に大事なので、ぜひ覚えておいて下さい。
住宅ローン組めるまでの手順は?
まず最初に仮審査の申し込みをします。ちなみに、仮審査に関しては見積もりなしでも受け付けてくれます。また、土地もまだ買っていなくても大丈夫です。
次に、仮審査に通ったら本審査に移ります。この本審査の時には、建物も土地も決まっている必要があります。また、建物の契約も終わっている必要があります。
さらに、本審査が通って、工事をしていく中で、金銭消費貸借契約を結びます。この金銭消費貸借契約というのは、お金を借りる契約のことです。
これは、建物完成時にするケースが多いです。また、中間金や着工金も住宅ローンの中から支払う場合には、金銭消費貸借契約を本審査に通った後するケースもあります。
ちなみに、この辺の前もってするのかどうかというのは、お金の払い方と連動してきます。それが終わると、住宅ローンが実行され翌月から返済が始まります。
以上が、住宅ローン組めてお金が借りられるまでの流れになります。