住宅ローン返せない..
家を売るなら任意売却！
あなたはこれから家を買おうということで、資金計画や住宅ローンのシミュレーションを色々としているかもしれません。と同時に、もし家を買って、住宅ローンが返せないとなったらどうしようという不安もあるかもしれません。
もし住宅ローンが返せないとなったら、家を手放さなければならないのでしょうか？
私はそういったご相談を受けた時には、次のように正直にお話しするようにしています。実は、私は住宅ローンが返せない状況に陥ったことがあります。それでも今、まだマイホームを所有して生活していますと。
このようにお話しすると、必ず「どうしたんですか？」と聞かれます。
ですが、答えは単純明快で、金融機関に相談に行くということだけなのです。これはどういうことかというと、住宅ローンが返せないとなって、滞納してからでは遅くて、滞納しそうだと思った時に、事前に相談に行くのが重要だということなのです。
そうすると、金融機関から色々な資料や書類を求められます。それを速やかに揃えて、金融機関に提出すると、1ヵ月くらい審査にかかったと思いますが、ある程度の期間、住宅ローンの支払いを見直してもらうことができました。
ということで、万が一住宅ローンが返せない状況になったら、早めに金融機関に相談するということは頭に入れておいて下さい。
住宅ローン返せない場合はどうする？
私の場合は、会社の資金繰りが上手くいかなくなって、収入源を失ってしまったのです。しかも、少しお金に余裕ができるとどんどん繰り上げ返済していたので、貯金はほとんどありませんでした。
この時私は、繰り上げ返済の良し悪しについても、身を持って学ぶことになったわけです。
そんなこともあって、預貯金と生活費のバランスを考えると、住宅ローンの返済が非常にきつくなっていました。それもあって、私の場合は、いち早く金融機関に相談したわけですが、そのおかげで何とか早めに手を打つことができました。
ですから、もしあなたがこれから家を買おうと思って、住宅ローンなどの計画を立てた時に、不安がある場合は、まずは金融機関に相談することをおすすめします。
金融機関に住宅ローンの軽減をしてもらうなど、何らかの形で払い続けないと、差し押さえをされて家を手放すことになりますので、そうならないための手を打っていくことが大切です。
住宅ローンが残っている家を売りたい場合は？
念願だったマイホームを買ってみたものの、実際に買ってみると、住宅ローンの返済がなかなか大変だなと思われているのではないでしょうか。
住宅ローンを30年、35年の長期で組んでいると、その返済中に何らかの理由で、その途中で売却をしなければならないこともあり得るわけです。
よく勘違いされて、住宅ローンを全部返済しないと家は売れないと思っていらっしゃる方がいます。でも実はそんなことはありません。住宅ローンが残っていても、家を売りに出すこと自体は全く問題なくできます。
ただし、一点だけ条件があります。その条件というのは、売却をする時に、住宅ローンを全額完済しなければいけないということです。もちろん、先に完済する必要はありません。家を売却したお金を使って、住宅ローンを返済するということで構いません。
ただここで、1つ問題があります。住宅ローンの残高と売却代金とを比較した時に、家の売却代金の方が大きい場合は全く問題はありません。お釣りがきますから。問題は、売却代金よりも住宅ローンの方が高い場合です。住宅ローンが残ってしまう場合です。
この場合は、その差額をどこかから持ってこないと、家を売ることができないことになります。
なので、住宅ローンを返済中のマイホームを売ること自体はできますが、どちらが高いのかということがすごく大事になってきます。基本的には、住宅ローンを全部払わないと売れませんので、ここがポイントになります。
そうはいっても、「買った時よりもかなり下がってしまっている」とか「ほとんど頭金なしで買ったので残債の方が多い」という方も少なくありません。そうすると、家は一切売れないのかというと、実は特別な売却方法があります。それが「任意売却」です。
家を売るなら任意売却！
任意売却というのは、住宅ローン全額を返済しなくても、家を売ることができる方法のことをいいます。
ちょっと特殊な方法なのですが、「もう住宅ローンが返せない」とか、「すでに支払いが遅れてしまっている」ような方は、任意売却で少しでも高く家を売って、残る借金を減らすことが可能です。