自己破産後住宅ローンを借りる方法|自己破産するとどうなるの?

 

 

自己破産後住宅ローンを借りる方法!

自己破産するとどうなるの?

 

 

通常、金融機関が住宅ローンを組む際には、保証会社等による保障が付いて、さらに抵当権が設定されます。ですから、住宅ローンを返せなくなったら、通常金融機関は保証会社に保障を求めます。

 

すると、住宅ローンの残債がこの保証会社に対して債権譲渡されることになります。

 

保証会社は住宅ローンを組んだ人に対して、残債を請求することになりますが、それでも払えない場合は、住宅ローンの対象物件を競売することによって債権を回収することになります。

 

最近、中高年の方が住宅ローンを払えなくなって、自己破産するケースが急増しています。こうした自己破産の場合には、家は競売にかけられて、その売却金が債権者に配当され、最終的に家を手放すという結果になります。

 

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なお、裁判所を活用した借金の整理方法としては、自己破産以外にも特定調停、話し合いによる調停や、民事再生手続きなどもあります。ただ、こうした整理方法を選ぶ場合には、専門家に依頼することをおすすめします。

 

住宅ローンの返済がきつくなると、色々なところから借金をして、とりあえずマイホームだけは必死に守ろうとしますが、これはよくありません。

 

こうしたケースのほとんどが、最終的に消費者金融などの高利の貸金などにも手を出してしまい、多重債務者となってしまうからです。そうなると、最悪の場合、マイホームを失うだけでなく、自己破産に追い込まれてしまいます。

 

マイホームを守りたいという気持ちはわかりますが、住宅ローンを含め借金が膨らんでしまうと、その借金苦から抜け出すのは容易ではありませんですから、できるだけ早期に、まずは住宅ローンを借りている金融機関に相談に行くことが大切です。

 

 

自己破産後住宅ローンを借りる方法!

 

自己破産をすると、その後ずっと住宅ローンを借りられないのではないかという不安の声をよく聞きます。

 

確かに自己破産をすると、ある一定期間は住宅ローンが借りられないというのは事実です。また、実際に自己破産をした方が、ずっと住宅ローンを借りられないという状況になっているケースもあります。

 

ただ、きちんと対策を取れば、自己破産をした方でも住宅ローンを借りられる可能性はあります。

 

 

自己破産しても住宅ローンを借りる方法とは?

 

自己破産をしても住宅ローンが借りられる可能性を高めるポイントは3つあります。1つ目は、個人信用情報の登録期間の問題です。

 

自己破産をすると、その情報は個人信用情報機関というところに登録されます。その期間は借入れを免除してもらった時から10年間です。つまり、10年経たないうちに色々な金融機関に住宅ローンを申し込んでも、まず審査に通らないということです。

 

ですから、自己破産後10年は、住宅ローンの申し込みをじっと待つことになります。

 

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2つ目は、どこの金融機関の借入れを免除してもらったのかということです。

 

個人信用情報の登録期間は10年間というのは、先ほどのとおりです。ですが、自分が実際に借入れを免除してもらった金融機関では、10年を超えてもその履歴・記録を保存している場合があります。

 

ということは、10年経ったからといって住宅ローンを申し込みに行ったとしても、その金融機関が以前に借入れを免除してもらったところだったりすると、そこでは過去の履歴を見ますから、審査に通らないという結果になってしまいます。

 

どこの金融機関の借入れを免除されたのか、これをしっかり把握しておくことが必要です。

 

3つ目は、自己資金をしっかり確保するということです。

 

これは自己破産をした方に限りません。自己資金は多ければ多いほど、住宅ローンの審査に通る可能性が高くなります。これは過去の事例を見ても明らかです。なので、ぜひ自己資金をできるだけ多く確保するようにして下さい。

 

 

自己破産しても住宅ローンを借りる方法

具体的には?

 

7年前に自己破産をしてしまった41歳の個人事業主の方の事例を紹介します。

 

この方は住宅ローンを借りたいということで、色々とインターネットで調べたそうです。するとそこには、「自己破産をするとずっと住宅ローンは借りられない」というような情報ばかりで非常に不安になり、相談に見えたとのことでした。

 

まずこの方は個人事業主で、あと3年経てば自己破産の登録情報は抹消されるという状況です。なので、この3年の間にご自身の事業を安定させて、住宅ローンが借りられるように、きちんと申告をするようアドバイスしました。

 

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それと先ほど説明した自己資金です。まだ3年ありますから、その3年間でしっかり自己資金を貯めるということで、毎月きちんと住宅ローンを借りるための資金を貯めてもらうことになりました。

 

そして、3年後には住宅ローンを申し込みたいと考えているわけですが、その時には、一体どこの金融機関の借入れを免除してもらったのか、これをきちんと把握して、それ以外の金融機関に申し込みをするようにしていく計画になっています。

 

 

自己破産しても住宅ローンを借りる方法!

まとめ

 

自己破産をしても、住宅ローンを借りることができる可能性を高める方法として、3つのポイントがありました。

 

1つ目は、個人信用情報機関の登録期間の問題でした。これは10年間ありますから、この間はどの金融機関も住宅ローン審査が通りません。なので、この10年間は待つということになります。

 

2つ目は、自己破産をした時に、どこの金融機関の借入れを免除してもらったのかということでした。この金融機関をしっかりと把握しておくようにして下さい。そして、10年後に住宅ローンを申し込む際には、その金融機関以外のところで申し込むようにします。

 

3つ目は、自己資金の確保でした。自己資金は少しでも多い方が、住宅ローン審査には通る可能性が高まるからです。

 

ということで、これら3つを意識して過ごしていただければと思います。

 

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