住宅ローン借り換えで団体信用生命保険に入らないといくら?

 

 

住宅ローン借り換え団体信用生命保険

入るのと入らないとでいくらお得?

 

 

住宅ローンの借り換えの際には、団体信用生命保険の扱いについてもぜひ考えていただきたいです。

 

例えば、夫と妻ともに30歳で1歳のお子さんがいる時に、3,600万円の住宅ローンを組んで家を買ったケースで考えてみます。ちょうど5年後、住宅ローンの残りは3,000万円くらいになっているときに借り換えを考え始めました。

 

この時に、団体信用生命保険をどうするのかということです。団体信用生命保険には、例えば、ガンになったとか、脳卒中や心筋梗塞など3大疾病と言われているものとか、そういった状況になった時に住宅ローンはチャラになるというのがあります。

 

ほとんどの方が銀行から借り入れをしているので、強制的に団体信用生命保険に加入させられているケースが多いと思います。

 

スポンサーリンク

 

 

ただこの場合、死亡のみというケースが多いです..

 

例えば、ご主人が亡くなったら、奥さんとお子さんに住宅ローンは残せないということで、ほとんどの方が団体信用生命保険い入っていると思います。銀行側も住宅ローンが焦げ付くのが嫌なので、そうなっているはずです。

 

ですが、ここ最近、3大疾病だけでなく、7大疾病( ガン、心疾患、脳卒中、高血圧性疾患、糖尿病、肝硬変、慢性腎不全 )とか8大疾病(ガン、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎)も出てきました。

 

そうすると、わかりやすいのはガンで、もし今悪性のガンであれば、残りの3,000万円の住宅ローンがチャラになるわけです。

 

つまり、借り換えする前は死亡だけだったのが、5年経った今、借り換えの際に8大疾病を付けたとすると、ガンでも住宅ローンがチャラになるということです。

 

 

そこで、8大疾病を付けるといくらになるのか

比較をしてみました..

 

8大疾病を付けると、住宅ローンの残り3,000万円に対して0.25%金利が上乗せされます。3,000万円の0.25%は75,000円(3,000万円×0.25%)です。これを12ヵ月で割ると約6,000円くらいですから、月々約6,000円支払いが増えることになります。

 

これをどう考えるかなのですが、言い換えれば、月々6,000円で生命保険に加入したのと同じことです。この6,000円が高いのか安いのかという話になるわけですが、実は7大疾病とか8大疾病というのは、生命保険にはあまりありません。

 

その代わり収入保障保険という、給料の代わりにもらえる保険があります。これは亡くなった時だけではなくて、ガンや脳卒中になったらもらえる保険です。この3大疾病の収入保障という保険に入る場合、月々6,000円くらいで組むことができました。

 

なので、8大疾病を付けるのも、新たに収入保障保険に入るのと同じということも言えるわけです。

 

スポンサーリンク

 

 

収入保障保険と団体信用生命保険のどっちがお得?

 

借り換え後の30年間に生命保険をかけた場合には、216万円(6,000円×12ヵ月×30年)を保険としてかけるイメージになります。一方、住宅ローンに8大疾病を付ける場合は、住宅ローンの残りの金額に対して0.25%かかってきます。

 

住宅ローンはどんどん減っていきますから、例えば、住宅ローンの残りの金額が2,000万円になった時点では、月々4,166円(2,000万円×0.25%÷12)になっています。残っている住宅ローンに対して、どんどん保険料が安くなっていくイメージです。

 

つまり、損か得かで言うと、住宅ローンと一緒に付けた方がお得ということが言えます。

 

ただ、これは正直わからない話です。金利を上乗せして高く支払わなければならないというのもです。ですが、借り換えをする時とか、新しく住宅ローンを組むときもそうなのですが、保険という存在そのものを知らない方も本当に多いです。

 

過去の相談者の方を思い起こしてみても、何か銀行で手続きをして「どうしますか?」と言われて「いいんじゃないですか」みたいな感じで、死亡の時にしか適用されない普通の団体信用生命保険に、手続きの中でサラっと加入してしまっていて、話している時間も5分くらいだったという方も割と多いです。

 

ということで、特に住宅ローンの借り換えをするときには、団体信用生命保険がどうなっているのかといったところも一緒にみておくことをおすすめします。

 

スポンサーリンク

 

関連記事(一部広告含む)