住宅ローンに車ローン組み込みはできるの?家具家電代は?

 

 

住宅ローン車ローン組み込みはできるの?

家具家電代は?

 

 

頭金が上手く貯まっていないとか、家を買う時に車のローンが残っていて、クルマのローンの返済と住宅ローンの返済をするのはきついとか、そういった場合に、住宅ローンに組み込んで借りられないかどうかと悩んでいる人も少なくありません。

 

もしかしたらあなたも、そいうった悩みを持たれているかもしれません。では、住宅購入以外の費用、例えば、車のローンや家具家電代などを住宅ローンに組み込んで借りることはできるのでしょうか?

 

結論から申し上げますと、住宅ローンへのそれらの組み込みは可能です。多くのハウスメーカーや工務店でやっているのは、物件価格の水増しです。

 

例えば、本当は1,500万円の建物だったとしても、2,000万円などと見積もりをしたり契約書を作成して余分に住宅ローンを借りるのです。

 

スポンサーリンク

 

 

こうした方法で、車のローンや家具家電代などを住宅ローンに組み込んで借りることは可能です。ただし、できることならこうしたやり方はおすすめしません。なぜなら、金利、つまり利息がかかるからです。

 

家具家電代を現金で買ってしまえば利息はかかりません。車のローンの金利は3%〜5%と結構高いです。

 

一方で、住宅ローンは1%とか2%なので、「住宅ローンの方が車のローンの金利よりは低いから、車のローンを払うよりも住宅ローンに組み込んで借りた方がお得なのではないか」と思っている人もいます。

 

ですが、これは間違いです。車のローンの期間は3年〜8年と短いですが、住宅ローンの期間は20年、30年、35年と長いです。住宅ローンの方が金利は低いですが、実は期間が長いので、車のローンをそのまま返済するよりも多く利息を払うことが多いです。

 

実際に計算してみると、ほとんどのケースで住宅ローンに組み込んだ方が余分な利息を払うことになってしまいます。

 

結局のところ、余分なお金を払うことになってしまいますので、家具家電代や車のローンを住宅ローンに組み込んで借りるのはおすすめできないということになります。

 

 

住宅ローンに車ローンや家具家電代の

組み込みはできるのか?まとめ

 

家具家電代や車のローンを住宅ローンに組み込むことは、基本的にはダメなのですが、現実的にはできますし多くの人がやっています。

 

なぜできないのかというと、やはり住宅ローンなので、家を買う費用、すなわち、家と土地、諸費用以外には融資をしないというのが原則だからです。つまり、車ローンや家具家電代は、住宅ローンの対象にはなっていないからです。

 

ただ、それは建前で、実際には住宅ローンに車ローンや家具家電代の組み込みはできます。どのようにやるのかというと、物件の値段を水増ししてもらうのです。

 

スポンサーリンク

 

 

おそらく頭金が全然ないとか、車のローンが残っているから住宅ローンの審査に通らないとか、そういった状態であれば、工務店や建築会社の方から「それでしたら、これは住宅ローンに組み込ませましょう」という提案がされるはずです。

 

ただ、この提案をそのまま受け入れてもいいのかというと、個人的にはあまりおすすめしません。もちろん、絶対にしてはいけないというわけではありませんが、もしやるのでしたら、きちんと住宅ローンが支払っていけるということが大前提になります。

 

家具・家電代や車のローンを住宅ローンに組み込ませても、きちんと支払っていけるのかどうか、支払っていけるだけでなくその後の生活も問題なく送ることができるのかどうか、というのが大丈夫であればいいのかなとは思います。

 

ただし、厳密には違法になる可能性が高いですから、そのことはしっかり理解しておいて下さい。

 

というのは、住宅ローンを借りると、住宅ローン控除が受けられます。これは、住宅ローンの残っている残高に対して、所得税や住民税を還付したり減免したりしてくれる制度です。

 

家具・家電代や車のローンを住宅ローンに組み込ませるということは、それだけ借入額が大きくなるわけです。ということは、税金の控除を受ける金額が住宅に使っていないのに大きくなっているわけです。

 

要するに、控除される金額が膨らんでしまっているのです。つまり、家のためにお金を借りていないのに、税金の控除を受けるとということは脱税の恐れがあるわけです。

 

というわけで、色々と問題があることをわかったうえでされる分には構いませんが、個人的にはおすすめできません。

 

スポンサーリンク

 

関連記事(一部広告含む)

 

(あなたにおすすめの記事)
住宅ローンで車購入できる?