円安インフレリスクにFX!
なぜ、今、FX投資なの?
FX(外国為替証拠金取引)を勉強して取引していくと、もちろん投資利益が上がったり、日本円の為替リスクを回避したりできるわけです。でも、メリットはそれだけではないんですよね。
何と言っても、FX(外国為替証拠金取引)に取り組むことは、経済全体を学ぶことになるわけですから、自分自身を啓発することもできますし、人としても成長できると思うのです。つまり、投資に取り組むと知性が高まるのです。
日本人は昔から貯金が好きで、なかなか投資というものに馴染みがなかったわけです。そこで、政府が率先して貯蓄から投資へと政策を打ってきたわけですが、ここ数年でようやく個人にも投資という概念が浸透してきたのかなと思います。
とはいえ、初心者がいきなり投資を行っても上手くいくわけがないですから、まずは数万円程度で初めてみるとよいと思います。
目の前で価格の変動が起こっている中で、自分のお金が増えたり減ったりしていれば、どうしたって、「なぜ上がったんだ?」とか「下がったんだ?」と、その原因について知りたくなるはずで、必死に調べますからね。
そうやって調べていくと、「常にそうなのだろうか?」とか「過去はどうだったんだろうか?」と、何度も相場を観察するようになり、学ぼうとしていくようになるのです。
こうして、次第に情報の扉を開いていくようになると、結果として自分の中に多くの知識が蓄積されていくようになります。
もちろん、こうした過程はFXだけに限られません。株式投資や投資信託など投資全般についても同じです。株式投資でしたら、以前よりもずっと情報の引き出しが増えると思いますし。
例えば、ある通信会社の株を持っているとしますよね。そうすると、その会社の主力商品の販売数が増えたといった情報にも敏感になるわけです。そして、売上げが伸び、株価が上がるはずだと。
ただ、株式投資の場合は、企業の動向を中心に注視していればよいのですけれど、為替取引の場合はもうちょっと大きな視点が必要になるかもしれません。つまり、為替取引を行うのであれば、世界情勢や国と国との関係を捉えておく必要があるということです。
これは詰まる所、経済全体の勉強をするということであり、様々な知識が必要になるということなんですね。これが前述したように、否が応でも自発的に学習、研究するようになるという意味なんです。
きっとこうして為替取引を行っていくと、自然に取引先との会話や友人との会話の中身も変わってくるはずですよ。「よく知っているね」とか、「いろいろと勉強熱心だね」と言われることは間違いないです。
FX(外国為替証拠金取引)投資は
ビジネスにも役立つ!
FX(外国為替証拠金取引)だけでなく、投資というのは価格変動するものを相手にするものですよね。
なので、通常の人間なら誰だって欲やエゴが出てしまうものなのです。ついつい冷静な判断を失ってしまいがちで、私も実際の取引の中でどれだけ同じ過ちを繰り返したことか…。
ただそうした経験を積んでいくにつれ、常に冷静な判断を下していかないと、最終的に資産が増えていかないということを学んでいくわけです。
これが株式投資ですとちょっと違ってくるのかもしれません。というのは、株の場合なら、下がってしまっても塩漬けにしていればいいやという判断もあるからです。
この点、FX(外国為替証拠金取引)の場合は、一般的にはレバレッジをかけて取引していますから、塩漬けにするというのは難しいのです。であるからこそ、利益確定やロスカットを自分に課さなければならないわけなのですけれど。
為替相場の特徴として、大きく相場が動いてしまうと、もとの価格に戻るのにはかなりの時間がかかります。
なので、ある程度の価格まで来たら、利益確定やロスカットを自分で決定していく必要があるわけです。こういった取引を続けていくと、かなり自分の理性というものが養われていきますので、様々な場面でよい影響を与えていくと思います。
FX(外国為替証拠金取引)を取引することによって、知性が高まって、さらに優れた理性も持てるのですから、この取引を続けていけば、きっと総合的な人間力も高まっていくはずですよね。そうなれば、ビジネスの面でも成功して昇進・昇給するかもしれません。
日本円だけを持っている
インフレリスクとは?
投資対象というのは色々とあるわけですが、今、なぜ私が外貨への投資をお勧めしているのかというと、それは、日本円だけを持っていることに対するリスクが、近年益々上がってきているからなんです。
中長期的に見た日本のリスクを考えてみてください。そうすると、おおよそ次のような大きなリスクを抱えていることに気付くはずです。でも、現在当事者である日本人で、こうした状況に危機感がない人も少なくないんですよね。なのでちょっと心配になるわけです。
■少子高齢化による人口減少
ちょっと古い資料になりますけれど、2006年に厚生労働省が発表した資料では、2055年には日本の人口は8,000万人台まで減少するらしいのです。
これは確実に人口が減少していき、国としての勢いが次第になくなっていくということですから、日本円という通貨に対して、海外の投資家はおそらく魅力を感じなくなっていくのだろうと予想できるわけです。
■天然資源が乏しい
既に資源ブームと言われるような状況は一服した感じはありますが、今後また以前に起きたようなことになったら日本はどうなるかということですね。
つまり、新興諸国の飛躍的な経済の発展に伴う、エネルギーを中心とした需要増や、生活水準の向上に伴う食料の需要増加による価格の上昇ですね。
こうしたことと同時に、供給力の低下による価格高騰で、国際商品市況が今後、高い水準に上昇していったらどうなるかということです。インドやアフリカ、東南アジアなどはまだまだこれからという感じですしね。
このような中、日本という国は天然資源に乏しい国ですから、世界がモノの時代になったときに、他の天然資源に恵まれた国と比較して魅力に欠けるのは致し方のないことですよね。
もちろん、現在注目されている、メタンハイドレートやサトウキビやトウモロコシ、藻、ミドリムシなどから燃料を抽出する技術が実用可能なレベルまで進めば、こうした状況は変わるかもしれませんけれど…。
■深刻な国家の財政赤字
日本国の財政赤字は今尚拡大していく傾向にあり、縮小に向かう気配すら感じられませんよね。消費税の増税なども行われましたが、増税して税収が増えたためしがありませんから、今後の動向に注目していくほかありません。
米国も財政赤字の問題は深刻なレベルだったわけですが、FRBによる金融緩和が終了したことにより、解決の方向に向かっており、現在は日本のみが解決の糸口を見い出せない状況です。
この問題は国内の不安要素となるわけですが、間違いなく投資家が円を買いにくい材料の一つと言えるでしょうね。
FXで円安の
インフレリスクに備えよう!
前述したような状況を考えますと、今後数年で日本円はかなり悲観的な状況になるのではないかと思われます。
これは、日本人が円以外の通貨で資産を管理しなければならないという理由でもあるわけです。要は、為替リスクを一部の資産でもいいのでカバーしようということですね。
日本人は全般的に、円安のリスクに対する認識が甘いと思うのです。
なので、今のうちから、前述したような将来を見据えて、外貨について学び、研究しておくべきだと思うわけです。とはいえ、「円安のインフレリスク対策として外国資産を持ちましょう」というのは、何も今に始まったことではないのですけれどもね。
ただ、かつては外貨預金や外債で持つのが一般だったわけですが、これらはそれほど魅力的な金融商品ではなかったという実情もあるのです。
これに対して、新たに登場したFX(外国為替証拠金取引)という金融商品でしたら、保証金を元手にして何倍もの投資を行うことができるわけです。
実際、まさに「てこの力」を使って、少額の元手で自分の資産を円安のインフレリスクから大きくカバーすることが可能になったのです。
レバレッジという言葉を聞くと、「ハイリスク・ハイリターン」で危ないというイメージを持たれる人もいらっしゃるかもしれません。でも、単にそういったことだけではなくて、少額でも効率よく、全資産に近い範囲をカバーすることができると考えたらどうでしょうか?
それこそ非常に有効な手段と言い換えることができると思うのです。