iDeCo(イデコ)運用商品選び方|リスクとリターン比較!

 

 

iDeCo(イデコ)運用商品選び方.リスクリターン比較

NISA(ニーサ)との非課税メリットの違いは?

 

 

個人型確定拠出年金であるiDeCo(イデコ)には、非課税3点セットというものがあります。

 

まず1点目は、お金を出す時に所得控除があります。2点目は、途中運用している間に資産を売却して入れ替えて、買い直したりした分の売却益に対して非課税になります。3点目は、60歳以降の受け取る時に税金の優遇を受けて受け取れます。

 

一方、NISA(ニーサ)は非課税1点です。具体的には、買い付けた額を売却した時に非課税になるという1回のみの非課税です。

 

例えば、100万円で買って、5年後に150万円になったので売却すると、50万円の利益がそのまま残ります。普通は20%の税金10万円(50万円×10%)が差し引かれるのですが、NISA(ニーサ)の場合は1回だけ非課税の枠が使えます。

 

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なお、NISA(ニーサ)の場合は、1回枠を使ってしまうと、次は課税になってしまいます。iDeCo(イデコ)もNISA(ニーサ)も、それぞれ上手く組み合わせて利用したいところです。

 

 

iDeCo(イデコ)の運用商品の選び方は?

 

iDeCo(イデコ)の運用商品を選ぶ際には、リスクとリターンの関係を知ることが大切です。高いリスクを取ると、高いリターンを期待できるわけですが、確実に高いリターンが得られるわけではない点には注意が必要です。

 

また、アセットロケーションを知ることも重要です。アセットというのは「資産」、ロケーションというのは「配置する」という意味です。このアセットロケーションを知ると投資効率がさらに上がります。

 

 

iDeCo(イデコ)の運用商品ラインナップは?

 

iDeCo(イデコ)の運用商品としては、元本保証型の預貯金・保険商品等と、投資信託として国内株式、外国株式、国内債券、外国債券がラインナップされています。

 

最も伝統的な投資対象として株式型、債券型があり、その他金融機関によっては保険商品が入っているケースもあります。

 

iDeCo(イデコ)では、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券を中心に考えていくことをおすすめします。なぜなら、これらは流動性が高い(換金しやすい)からです。

 

日本国内でも株式相場は500兆円の時価総額がありますし、債券は8千兆円くらい大量に出回っているので、いざお金を使おうと思った時に換金しやすいのです。

 

なので、これらの伝統的な商品を中心に考えていけばいいと思います。それ以外には、REIT(リート)も加えていくのもいいかもしれません。

 

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iDeCo(イデコ)運用商品のリスクとリターンは?

 

まず定期預金などの預貯金は、ローリスク・ローリターンと言われています。株式はハイリスク・ハイリターンの代表、債券はその中間くらいのイメージです。

 

ちなみに、リスクが高くてリターンが極端に低いものがあったら、それは金融機関のカモになっていると考えて間違いありません。例えば、年間の変動が10%以上あるのに、金利が0.1%とかいう商品です。

 

反対に、リスクが極端に低いのにリターンが信じられないくらい高いものがあったら、それは詐欺に遭っているかもしれません。例えば、年間の変動が1%くらいしかないのに、25%も利益があるような商品だったら、それは詐欺と考えて間違いないです。

 

こうした商品を見極めるためにも、おおよその相場観を覚えておくとよいと思います。

 

 

iDeCo(イデコ)運用商品の債券・株式の

リスクとリターンは?

 

債券は、マイナス金利の影響で今はものすごく下がっています。10年国債でも0.0*まで下がっています。ただ、5年前、10年前でしたら、2%とかありましたので結構高かったです。今の状況が異常で、それぐらいが普通だと思います。

 

株式はというと、これをリスクプレミアムというのですが、債券のおよそプラス5〜6%くらいが標準と言われています。日本の株式ですと、価格は変動しますが、配当を出しますので、配当で5〜6%もらえるという認識でよいと思います。

 

ただし、リスクに関しては上下に20%くらい動くと考えておいたほうがいいです。価格が20%動くとなると、かなり動くわけですが、長い目で見ればおよそ5〜6%くらいのリターンは見込めることになります。

 

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iDeCo(イデコ)で投資は怖い?

 

投資は怖いというイメージを持たれいる人も少なくありません。減るリスクがあるものに投資したくないとか、そもそも何に投資したらいいのかわからないということで、預貯金のままにしているケースが非常に多いのが現実です。

 

ですが、これだと金利はほとんどつかないですから非常にもったいないです。実は、3つの基本的な考え方さえ押さえておけば、投資は怖くありません。1に分散投資、2に長期間での投資、3に定時定額購入です。

 

分散投資というのは、投資対象を分散するということです。

 

値動きの違うものをいくつか組み合わせると、リスクというのはどんどん下がっていくというものです。実際、3銘柄くらい値動きの違う株式に投資すると、かなりリスクは下がってきます。要は、余分な値下がりの動きを減らしていくことができるということなのです。

 

もちろん、銘柄を増やしても下がっていくわけですが、下がり方が少なくなっていくのです。50銘柄くらいに分散すると、ほぼ上下にブレなくなると言われています。なので、株式だけを購入する場合でも、3〜10銘柄に分散して投資をすれば値動きによるリスクはなくなります。

 

例えば、日経平均というのは225銘柄で構成されていますので、ほぼ個別のリスクはゼロに近くなっています。

 

また、TOPIX(トピックス)は、1800銘柄くらいに分散投資されている指数になりますから、個別のリスクはやはりほぼゼロに近づきます。なので、マーケットの動きだけを見ていると、この投資信託はほぼ連動します。

 

ということで、日本株を買いたいというだけのニーズの場合には、三井住友DCインデックスファンドなどがおすすめです。

 

 

長期投資をおすすめする理由とは?

 

長期間での投資をおすすめするのは、前述したリーマンショックのケースで言っても、10年で一括投資をしてもほぼ戻ってきますので、積み立てで投資したらプラスになる可能性が高まるからです。

 

また、定時定額購入、すなわちドルコスト平均法をおすすめするのは、毎月1万円とか2万円とか、一定額ずつ買い付けていくと、ほぼ値動きによるリスクが関係なくなるからです。

 

よって、上記の分散投資、長期投資、ドルコスト平均法を意識して、iDeCo(イデコ)やNISA(ニーサ)を行うと、ほぼ負けない投資が可能になると思います。

 

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