確定拠出年金(401K)の運用方法と実績
運用利回りでおすすめ!
「確定拠出年金」という言葉だけは聞いたことがある人は多いと思います。日本版401Kなどとも呼ばれていて、かなり以前から始まった制度ではあるのですが、最近は年金の問題もあって、ようやく企業での導入も増えてきているようです。
なぜ401Kと呼ばれているのかというと、これはアメリカの401条のK項に書かれている制度が確定拠出年金だからです。
日本の確定拠出年金は、アメリカの制度をそのまま持ってきたわけではないのですが、ほぼ似たような制度になっているので「日本版401K」と呼ばれたりもしています。
正式名称は「確定拠出年金」で、部類から言うと公的年金の1つです。
実績が20%以上の運用利回り?
確定拠出年金(401K)という制度を使うと、一般的な投資商品を年率20%プラスで運用をしたのとほぼ同じ効果が得られます。
運用効果という意味では、将来変わることはありますが、少なくともお金を積み立てていく段階においても、すでにプラス20%の効果があるのです。
例えば、確定拠出年金(401K)の制度を利用した場合と、確定拠出年金(401K)を使わずに一般の証券口座で全く同じことをしたら、その差はいくらくらいになるでしょうか?
一般的なサラリーマンが38年間ずっと積み立てをして年7%で運用した場合、その差額は何と約2,500万円にもなるのです。同じことをしていても、、確定拠出年金(401K)を知っていたか、そうでなかったかの違いで、これだけの差が出るのです。
そして、上記の確定拠出年金(401K)を利用したサラリーマンの60歳時点の口座残高は、約5,700万円になっているのです。つまり、60歳時点で定年になったとしたら、このお金は自分のものとして受け取れるということです。
この確定拠出年金制度では、一時金でも受け取れますし、年金としても受け取れますので約5,700円は、自分の手元に現金化できることになります。
もちろん、これは試算なので、運用方法が多少上手くいかなかったりすると金額が変わってきますが、それにしてもすごい実績ですよね。
これだけの差があるのであれば、やはり確定拠出年金制度を知っておかないと確実に損をしてしまいます。なので、もし確定拠出年金制度を利用できる環境にあるのなら、今すぐにでも利用することをおすすめします。
老後資金はいくら必要?
老後資金がいくら必要なのかについては、金融機関やシンクタンク、新聞社、テレビ局などが、色々な試算を出しています。ただ、「実際にこれだけ使われています」という統計の方が、やはり理にかなっていますので、現時点の統計データを参考にしていきます。
すると、老後、子供は独立していますから、夫婦2人の世帯か、もしくはどちらか一方の世帯となります。つまり、およそ1人か2人の世帯になります。
2人の世帯の場合、2人で生活するのに必要な金額は、毎月約23万円くらいとなっています。これは全国の平均値になります。約23万円なら、それほど裕福な生活ではないにしても、不自由する生活でもないと思います。
ただ、毎月どこかへ旅行に行こうというのは、少々厳しいかもしれません。2〜3ヵ月に1回、1年に1回、大きな旅行に行くくらいなら十分な金額だと思います。また、約23万円のうち、約2万3千円は税金分として支出されます。
なので、食費や雑費など生活に関わる総支出は20万7千円(23万円−2万3千円)となります。
一方、収入の面では、公的年金として受け取っているのが平均すると16万円です。夫が厚生年金を受け取っていて、妻が国民年金を受け取っている場合ですと、これくらいが一番多いケースだと思います。
今の時点で計算されていますので、およそ団塊世代が退職されて年金生活をしているというケースですね。
そして、その他の収入が平均すると約2万3千円あって、毎月の赤字が約4.5万円ほどになる計算です。つまり、公的年金とその他の収入をプラスしても約18万円ですから、約23万円の支出はできないということです。約4.5万円くらい足りなくなります。
他方、1人世帯の場合は、支出が約15万円くらいで、収入の面では、年金として約11万円、その他の収入として約1万円、足りない分は約3万円くらいとなっています。
2人世帯と1人世帯を合わせて平均すると、およそ毎月4万円足りないということになります。どれだけの生活ができるかという以前に、まず足りないということを知っておいていただきたいです。
確定拠出年金(401K)の運用方法なら
実績と利回りでおすすめです..
今、20代、30代、若ければ若いほど年金のもらえる金額はどんどん減っていきます。また、今は65歳から年金を受け取れますが、今後は67歳とか68歳とか、もしかしたら70歳になる可能性すらあります。
寿命は益々延びていますから、年金をもらえる期間が長くなれば、それだけ財源がなくなってきますから、年金額は少なくなっていくのは当然です。
いずれにしましても、明るい老後にはほど遠いのが現実ですから、自分自身で年金をいくばくか準備する、あるいは年金としてだけではなく、老後資金として積み立てなど貯蓄をして、一定の資産を作っておくというニーズがあるのも事実です。
前述した、老後の赤字約4万円を自分自身で準備する必要があります。
あるいは、2人世帯なら約16万円、1人世帯なら約11万円の年金が将来少なくなっていくことを考えて、その少なくなっていく分の不足額を、自分自身でどうやって準備しようかということになるかと思います。
その答えの1つが、この確定拠出年金(401K)の制度を利用することなのです。もちろん、自分で一般の証券口座を開設して投資をしていくのもいいですし、金利は低いですが銀行口座で積み立てをしていくのもよいとは思います。
ですが、個人的には、確定拠出年金(401K)の制度で運用した方が、これらと比較しても圧倒的にお得ですから、できればこちらをおすすめしたいです。もし食わず嫌いであれば非常にもったいないですから、一度じっくり検討してみていただければと思います。