軽自動車税が増税、エコカー減税も減ります!
維持費を安くする方法とは?
2015年の4月から自動車税の税制が変わりました。具体的には、エコカー減税基準の厳格化と軽自動車税の増税です。
さて、4月7日に発表された車名別の国内新車販売台数を見てみますと、1位こそトヨタの小型ハイブリッド車である「アクア」でしたが、2位と3位は軽自動車、そして、トップ10内の何と7車種が軽自動車となっていました。
今、軽自動車がすごい人気なのです。今の軽自動車は20年ぐらい前と比べると、かつての軽自動車とは全然違いますよね。車内もすごく広いし、乗りやすいし、昔の軽自動車とは感覚が全く違うと思います。
今はホンダのN-BOXなどもそうですが、ボックス型の軽自動車で、自転車なども積み込むことができたりとか、すごく広くなっています。
ちなみに、軽自動車というのは、日本特有の技術で、海外では軽自動車の規格というのはないこともあって、新興国などでは日本の軽自動車の人気も高くなっています。
軽自動車税が1.5倍に増税!維持費が安くなくなる?
軽自動車の人気の秘密は、やはり維持費の安さと日本の土地に合った小回りの利きやすさにあります。
維持費の安さというのは、税金が安かったということもあるのですが、今年の4月以降に購入した場合は、この軽自動車税が、これまで自家用車で7,200円だったのが、10,800円と1.5倍に引き上げられます。
これはかなり大きな増税となっています。ちなみに、バイクに乗る人も1.5倍の増税になっています。
こうしたこともあって、3月末までに軽自動車を購入する人も多かったようです。
エコカー減税も増税に?
エコカー減税については、従来は2015年燃費基準の達成率をもとに減税率が設定されていたのですが、今後は2020年燃費基準が追加されることになりました。これにより、従来より、およそ20%の燃費向上が求められる厳しい基準になっています。
また、これによって、これまで対象とされていた国産モデルのうち、およそ4分の3程度がエコカー減税から外されることになります。外される方が4分の3ですから、これはかなり厳しいといえます。
自動車取得税や自動車重量税についても、減税幅があったのですが、これも細分化されました。つまり、これまでよりも自動車にかかる税金負担が増える方が多くなるということです。
軽自動車税とエコカー減税の増税に対抗!
維持費を安くする方法とは?
自動車税増税への対抗策としては、自動車保険の見直しがおすすめです。
自動車保険というのは、主にディーラーなど代理店から加入する場合と、インターネットなどから自分で加入する場合があります。このうち、後者のダイレクト型の自動車保険に加入した方が、基本的には安くなります。
自動車を購入するときに、ディーラーなど代理店から勧められて、とりあえず加入していて、内容もよくわからないという人の場合、その自動車保険の内容をきちんと見ると、「これ本当に必要ですか?」という保障が付いているケースが多々あります。
そういった特約などをある程度そぎ落としてダイレクト型に乗り換えるだけでも、自動車保険というのは安くなります。なので、この機会に自動車保険を見直してみることをおすすめします。
クルマに乗る頻度など、昔と変わっていたりすると、その乗る時間などによって安くなったりする自動車保険もありますからね。今、自動車保険はリスク細分型になっていて、ゴールド免許だと少し安くなるとか、あまりクルマに乗らない人は安くなるなど細分化されています。
例えば、ソニー損保では、クルマにメーターを取り付けて、急発進や急ブレーキを計測して、その回数によって点数がつけられて、その点数が良ければキャッシュバックするという試みも行われています。
つまり、急ブレーキや急発進をあまりしなければ事故率が下がるという統計が出ているので、良い点数がもらえて自動車保険が安くなるということなのですね。