FXと外貨預金の確定申告は
どうしたらいいの?
FXの税金は20%と言われていますが、厳密に言うと復興特別所得税がありますので、所得税15.315%と住民税5%の合計で20.315%となります。FXで利益が出た場合は、税務署で確定申告をします。
ちなみに、所得税の15.315%はその時に納めますが、住民税は6月からの住民税に加算されることになります。
一方、外貨預金ですが、こちらの為替差益については総合課税の雑所得で確定申告をします。手続きはFXの所得と共に申告すればOKです。
また、外貨預金だけでなく、利息というのは源泉徴収されていて課税関係は完結していますので、確定申告をする必要はありません。つまり、利子所得は、申告できないということですね。
投資信託とFXで
損失が出た場合の申告は?
次のようなケースですね。
■投資信託とFXで損失が出たので損失繰越の申告をしたい。
■別の投資信託の分配金から差し引かれている税金があるので還付を受けたい。
上記のようなケースの場合でしたら、まず、利益の出た投資信託(税金は徴収済です)と損失の出た投資信託の損益を通算します。
そして、それがプラスなら、その税金と徴収済の税金の差額が戻ってくることになります。また、通算してマイナスでしたら、徴収済みの税金全部が戻ってくることになります。
ちなみに、FXの損失は、投資信託とは別枠ですが、その損失を確定申告しておくと、翌年以降の利益と通算することができますので、結果として支払う税金を少なくすることができます。
FXと外貨預金、外貨MMFの
税率は違うの?
FXは20%の申告分離課税ですが、外貨預金の場合は、雑所得扱いの総合課税なのですよね。なので、それ以外の総合課税扱いの収入があれば、その金額によって税率は変わってきます。一方、外貨MMFでしたら、税金はかかりません。