株やFX、先物取引の利益にかかる税金

 

株やFX、先物取引の

利益にかかる税金は?

 

次のようなケースで考えてみます。

 

■本年、株式投資で500万円、FXで300万円、先物取引で200万円の利益が出たとしたら、いくらくらいの税金を納めなくてはならないのか?

 

株やFX、先物取引の

利益にかかる税金について

 

株やFX、先物取引というのは、すべて分離課税なんですね。具体的な税率は、所得税が15.315%(復興特別税含む)、住民税が5%となっています。目安としては、利益の20%強が課税されると考えておけばよいと思います。

 

FXは先物取引については確定申告が必要になりますが、株式投資の場合は、口座開設時に特定口座に指定すると、差益が出た時に自動的に税金を差し引いてくれます。

 

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FXの利益は、19万9,999円までに

しておいた方が得?

 

そもそも20万円という金額は、給与所得者が年末調整を完了していて、確定申告をしないのであれば、20万円以下のものについては所得税の申告はしなくてもよいですよというものなんですね。

 

なので、FX専業者など給与所得者でない人の場合は、20万円という金額はまったく気にする必要はありません。

 

ちなみに、20万円超(20万円以上ではない)なので、19万9,999円でなくても20万円ちょうどでも申告不要ということですね。

 

FXは雑所得の20%分離課税なのですが、この20%は所得税15%と住民税5%の合計のことです。

 

一応、FXの利益が20万円超の20万1円で確定申告をするケースと、19万9,999円で確定申告をしないケースを比べると、20万1円の方は、税金が4万円(20万1円×20%)となります。

 

一方、19万9,999円の方は、住民税のみとなりますので、税金は9,999円(19万9,999円×5%)となります。ちなみに、税額は100円未満切り捨てです。

 

なお、所得税は申告しなくてよくても、住民税は申告しなくてはいけませんので注意してくださいね。

 

それから、医療費控除などがあって確定申告をする必要がある場合には、たとえ20万円以下であっても申告しなければいけませんので、こちらも併せて注意が必要です。

 

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