特定口座から株券を引き出して一般口座で売却した場合「取得費」はどうなるの?

 

事例で検討

 

「特定口座」に上場株式等を20株保有しています。その内1株を引き出して「一般口座」で売却しました。

 

このとき「取得費」はいくらになるのでしょうか?

 

アドバイス

 

「特定口座」内の上場株式等については、証券会社が「総平均法に準ずる方法」によって「取得費」を計算します。

 

また、「特定口座」から株券を引き出して「一般口座」で売却した場合は、「特定口座」から株券を引き出した時を売却した時として株式の「取得費」を計算します。

 

 

「取得費」の計算は

どのようにするのですか?

 

株式の売却損益の計算には「取得費」を把握する必要がありますが、株式の売却がいわゆる所得税法に定められている「譲渡所得」に該当するものの場合には、「総平均法に準ずる方法(移動平均法)」で把握します。

 

また、信用取引の場合には平均値はとらずに個別対応によって取得費を求めます。といっても、「特定口座」内の上場株式等については、証券会社が「取得費」を計算してくれますので、個人投資家自身が計算する必要はありません。

 

 

「特定口座」から株券を引き出して

一般口座で売却した場合の「取得費」

 

「特定口座」から株券を引き出して一般口座で売却した場合の「取得費」はどうなるのかということですよね?

 

これについては、「特定口座」から株券を引き出したを売った時と考えます。なので、「総平均法に準ずる方法」によって株式の取得費は計算し、その計算値が引き出した株券の「取得費」ということになります。

 

ちなみに、この「取得費」については、株券を引き出した時に、証券会社から教えてもらえます。

 

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