50代医療保険の必要性|30代40代の女性におすすめはガン保険(2)

 

 

50代医療保険の必要性は?

30代40代の女性におすすめはガン保険(2)!

 

 

私たちが入院にかかるお金というのは、30代・40代・50代などどの世代の女性であっても、月額最大でも約9万円です。また、ガンも含めて、入院など医療に関してかかるお金というのは、最低限にしようと思えば9万円くらいで抑えることができます。

 

ただ多くの人が入院時に考えるのは、かかるお金ではなくて、かけるお金なのです。この2つを合わせたものが莫大にかかるのではないかと不安になるのです。

 

ガンが一番お金がかかるのでガンをイメージしてみます。例えば、50代女性で乳がんになって切除手術をし、医療費以外に豊胸手術をするかどうか、これは美容整形になります。

 

また、抗がん剤治療で髪の毛が抜けてしまった場合、ウィッグやかつらを買うかどうかです。かつらもピンキリで、数万円のものから数十万円するものまであります。そこで、高いものを選べば選ぶほど、当然お金はたくさんかかります。

 

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テレビ番組などで、「ガンになるといくらくらいかかりますか?」と街中で聞くと、300万円とか少なくても100万円とか言われます。でも、実際にはそんなにかかりません。

 

>>前編はこちら

 

ガンでもお金がかからない?

 

なぜガンになってもそれほどかからないかというと、それは保険内治療だからです。ですから、医療費の自己負担額が最大で月約9万円、それプラス入院費約9万円程度で済むのです。

 

具体的には、1人の方がいいと個室を選択して3千〜7千円の差額ベッド代、1日500円くらいの食事代、保険請求する時の文書代に5千〜1万円くらいかかる程度です。2ヵ月(60日)目一杯見たとしても、40万円あれば十分です。

 

もう一つ言えるのは、保険料の支払い額と実際にもらえる額をきちんと計算する必要があります。前述した通り、50代前半で入る終身医療保険の場合は、65歳払い済みで月額8千円がおよそ1つの基準になります。

 

例えば、52歳の人がこれを支払っていくとすると、13年間で124万8千円(8千円×12ヵ月×13年)になります。そうすると、1回入院当たり30万円しかもらえませんから、4回入院してようやくトントンです。

 

ちなみに、私の母はかなりの疾患を持っていて、例えば腎不全、痛風、ヘルペスなどで入院しています。それでも入院して保険請求したのは2回だけです。

 

これでも多い方だと思います。しかも、二週間程度の入院でしたから、最大60日全部使って入院したわけではありません。

 

実際に計算してみると、終身医療保険に加入した場合、250日入院しないと元が取れません。つまり、計算してみるとわかるのですが、終身医療保険では割が合わないことになるのです。

 

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ただ、これに付帯していて、「手術していたら10万円もらえます」とか、「先進医療が入っています」とか、「ガンの一時金が出ます」などもあります。

 

ですが、まず先進医療は通常使わないので必要ありませんし、手術したら10万円のために120万円も支払うのはバカバカしいです。また、終身医療保険は入院ありきのものなので、通院した場合はお金が出ません。

 

ガンの一時金は特約だと50万円くらいですから、これだけはありがたいとは思いますが、でもガン保険単体なら100万円くらい出ます。なので、ガン保険単体の方が意味があると思います。

 

 

払い済みと終身払いどちらがお得?

 

計算していって、何歳以降になると終身医療保険の方がデメリットになるのかというと、それは80歳です。

 

ですから、80歳よりも長生きする場合は払い済みの方がお得になります。一方、80歳よりも前に亡くなる場合は終身払いでない方がお得になります。ただ、こればっかりは賭けになってしまいます。

 

個人的な意見としては、そこは今自分自身が支払えるお金で考えたらよいと思います。

 

 

50代女性の医療保険の必要性のまとめ

 

以上までが、50代以降の医療保険についてのおおよその概要なのですが、私がいくら医療保険は必要ありませんよと言っても、おそらく終身医療保険に加入してしまう方がほとんどだと思います。それは、やはり不安が気持ちの方に偏っていくからです。

 

例えば、65歳払い済み月額8千円でトータル120万円支払った場合、もしかしたら60日、本当に何回か入院して合計250日入院すれば元が取れるし、おそらく元が取れないとしても、250日以上入院したら怖いという不安は減ります。

 

もちろん、250日入院することは、絶対ではないですがほとんどあり得ないということです。現在では、ほとんどの入院日数が30日以内だからです。しかも、ずば抜けて入院日数のかかるものがほんの少しあるだけで、それの罹患率は非常に低いです。

 

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それを考えると、絶対はありませんので不安は解消されないわけです。つまり、安全(理屈)と安心(不安解消)は違うということですね。

 

理屈で考えれば、貯蓄に100万円程度の余裕資金があれば医療保険など必要なくて、十分に対処できてしまうというのが結論です。

 

それでも精神的な問題があるので、それを考える場合には、いつまで生きられるのかわかりませんので、とりあえずいつやめてもいいように終身払いをおすすめします。月々2,500円程度なら、年金払いの人でも支払っていけますから。

 

そして、その終身払いに入りしつつ、さらに有期払いの65歳払い済み月額8千円の終身医療保険に加入したつもりで、月々5千くらいを医療費として積み立てていくのがおすすめです。

 

そうすると支払額は年間6万円(5千円×12ヵ月)、10年間で60万円、20年間で120万円と、元が取れる金額までいきますから、積み立てができる範囲ですれば十分です。

 

自分自身の余力(貯蓄)のお金と今から積み立てていくお金の2つを合わせて、200万円あればもうそれで十分です。それで、もういいかなとなった時点で解約すればいいのです。

 

 

医療リスクは医療保険より貯蓄で!

 

正直な話、私個人としては、医療保険は必要ないと思っていて、私の母親にもこのような説明を色々とするのですが、その母親ですらやっぱり医療保険に入りたいと言うのです。それなら、上記でおすすめしたようにすればと提案したのです。

 

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将来、月額2千円が支払えなくなるかもしれないとしても、今から積み立てもして倍額積立ているわけですから、10年間支払っていれば向こう20年間は払い続けられます。

 

例えば、50歳から60歳まで積み立てをしていれば、その後20年分のお金は払い済みではありませんが、貯蓄の中にありますし、手元にありますから。実際に病気になって、入院にはならなかったけれど色々とお金がかかったという時にそのお金が使えます。

 

これが医療リスクに対するお金の考え方になります。つまり、医療リスクは貯蓄で考える必要があるのです。

 

もちろん、貯蓄がなくて不安だということであれば、一部を医療保険に加入することでもいいのですが、医療保険に入ったおかげで安く済んだではなくて、同時に積み立てを始めることが重要です。

 

以上をまとめますと、50代前半ですと、終身医療保険5千円タイプなら月額2,500円〜3,000円くらいで入れますので、まずはそれに入ります。そして、それプラス、65歳払い済み月額8千円に加入したと考えて、毎月5千円ずつ積み立てていくのです。

 

これなら経済的合理性と、心の不安のケアまで含めたトータルで安心できるプランになりますので一番おすすめです。

 

 

医療保険にお得なものなどありません..

 

おそらく保険の営業マンは、年金をもらう前に支払いが終わる払い済みの方を勧めてくるはずです。その後支払わなくていいですから、魅力的に聞こえると思います。

 

ただ、医療保険がずっと必要かどうかを考える必要があります。将来見直すことを考えたら終身でいいと思います。

 

結局、それまでの間に貯蓄や資産形成をしっかりとしておくということです。私自身は貯蓄以外に、老後資金のために投資や積み立てをしていますが、万が一のことがあれば、命には代えられませんから、その時にはそれらのお金を使うつもりでいます。

 

保険というのは安心を買っているので、絶対に損をするものであり、お得な保険などありません。保険金をもらった時点ですでに不幸なわけですから、保険金をもらえるということでお得なことはないのです。

 

つまり保険料を支払って損、保険金をもらって損ということです。これがリスクに対する基本的な考え方です。考え方として、お得な保険など絶対ないのだというのをしっかり頭に叩き込んでおいて下さいね。

 

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