遺言書作成のメリット!遺言控除とは?

 

 

遺言書作成のメリット

遺言控除とは?

 

 

やはり、遺言書はメリットが多いので書いた方が良いというお話です。

 

もちろん、色々なケースがありますので、遺言書を作成すべき人とそれほどでもない人がいるのは事実です。ただ、あまり遺言書が必要ないと考えたケースでも、実際には遺言書が必要になってくる、あるいはあった方が望ましいということもあります。

 

親の方から見れば、「兄弟はみんな仲が良いから、遺言書なんてウチはいらないんじゃないか」と考えていたり、「それぞれの子供と色々と話をしているので、みんな理解しているし、これでいい」と考えているかもしれません。

 

 

ですが、実際にはそうではないことがあります..

 

例えば、長男と次男がいて、それぞれと話をする時には、やはり2人きりで話をしているので悪い話はしないと思います。それぞれの子供に対しては、どちらかというと本来思っているよりも少し良い話をしている可能性があるわけす。

 

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「お前にはこの家を全部あげる」とか「お前を悪いようにはしない」とか、色々な言い方で話しをするはずです。そして、こうした話をするのも同時期に話をするのではなくて、3年前とか1年前とか、それぞれのケースで違う時期に話しをしている場合もあるでしょう。

 

そんな時に、それぞれに良い話をして、また聞いた方も良いところしか覚えていないということがあったりします。

 

そうすると、実際に親から聞いた話を嘘偽りなく長男と次男2人で話し合ったとしても、「オレはこういうふうに聞いたよ」とか「オレはこういうふうに聞いてる」とか、その内容が必ずしも一致しなかったりするのです。何か矛盾しているとか、そういうことになったりするものです。

 

そして、実際に相続が起こった時に2人で話し合うと「親からこういうふうに聞いている」とか「こっちはこういうふうに聞いている」というように、どうしても話が噛み合わないことになるのです。

 

特に悪気があるわけではないのですが、どうしても人間の口で伝える話というのは曖昧になってしまうものです。

 

 

遺言書作成にはメリットがたくさん!

 

ですから、こうした曖昧な話にしないためにも、遺言書を書いておいた方がよいのです。

 

遺言書ならきちんと文字で書き表すことができますからね。当然、文書で書くときには、矛盾した内容を書くわけにはいきませんし、特に公正証書にすれば、そういう内容は出てきませんからね。

 

すると、長男と次男にはどういう配分にするのか、しっかり考えるようになります。

 

曖昧さをなくして明確なものを残すという意味でも、遺言書を書くメリットは大きいと言えます。上記のようなケースを考えると、どこのご家庭でも結構必要になってくるのではないかと思います。ぜひ遺言書はできるだけ早く作成されることをおすすめします。

 

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遺言控除のメリットとは?

 

遺言控除とは、遺言書を作成すると相続税が安くなるという制度のことです。つまり、遺言書を書いておくと相続税が安くなるメリットがあるということです。こうした制度が現在検討されています。

 

なぜこうした制度が検討されているのかというと、現状、なかなか遺言書を作成しているケースが少ないということがあるからです。

 

その結果、色々と遺産分割をめぐって、もめたりトラブルになったりすることが非常に多いということもあり、ぜひ遺言書を作成して欲しいということ、遺言書の作成を推し進めたいということが背景としてあるのです。

 

その遺言書の作成をバックアップするという意味で、遺言控除という形で相続税を安くするという構想が出ているのです。

 

国の方としても、遺言書を作成して少しでももめ事やトラブルを少なくしたいと考えているようですから、ぜひこの機会に遺言書を作成されることをおすすめします。

 

 

遺言書作成のメリット!まとめ

 

遺言書を作成しない理由を尋ねると、たいてい「ウチは家族みんな仲が良いから」と答える方が多いです。

 

ですが、その人間関係というのが、これから5年、10年、20年、ずっとその仲が良い状況が続くのかというと、これは甚だ疑問です。ちょっとした行き違いで人間関係というのはこじれたりしますからね。これはあなたもよくご存知のとおりです。

 

また、たとえ家族の仲が良かったとしても、それぞれに奥さんや旦那さんがいたりしますす。

 

そうすると、その人たちが相続に対して、権利はないのですがやはり色々と配偶者を通して意見を言ってきたりします。するとそこで、本来は仲が良かったはずがちょっとおかしくなるということが起こってきます。

 

例えば「子供を大学に行かせたいから今お金が必要だ」ということもあったりするでしょうし、「家を建てるからお金が必要だ」」ということもあるでしょう。あるいは「今、生活費が苦しいからお金が必要だ」ということもあるでしょう。

 

このような色々な周囲の状況によって、お金が必要になってくるときがあるものです。

 

そんな時には、あまりきれいごとは言っていられないというようなこともありますからね。ということで、仲が良いから相続の争いにはならないということはありませんから、ぜひ遺言書を作成しておくことをおすすめします。

 

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