家を買う時の注意点!
買う前の準備と住宅ローン以外の費用とは?
あなたがこれから家を買う際に、1つ選ぶとしたら何を選びますか?
1つ目は、あなたにとって最も理想的な土地(広さ、立地など)が手に入ること。2つ目は、最も理想的な建物(広さ、建築メーカー、設備など)を手に入れること。
3つ目は、絶対にお金で失敗しないこと。例えば、予算オーバーになったり、住宅ローンが支払えなくなったりしないなど、無駄なお金を支払わないことです。
以上の3つのうち、私なら3つ目のお金で失敗しないことを選びます。なぜなら、お金の面でうまくいかなくなると、どれだけ良い土地を手に入れたとしても、どれだけ良い建物を建てたとしても、全部ダメになってしまうからです。
例えば、あなたが望んでいる土地を手に入れたとしても、住宅ローンを支払えなくなったら、それは取られてしまいます。取られた上に借金だけが残るということにもなりかねません。
もちろん、どんな土地を選ぶかとか、どんな建物を選ぶかというのも大切ですが、一番大切なことは、お金の面で大丈夫かということになるのです。なので、家を買う際には、まずはお金の面で大丈夫かということをしっかり考えるようにして下さい。
家を買う前の注意点とは?
家を買うというのは、人生で一番大きな買い物と言われますし、初めての場合どうすればいいのかわからないということで、多くの情報を集めていると思います。必要な情報がたくさんあるので、家を買うことで頭の中が一杯になっていないかどうかということです。
家を買うまでの人生よりも、家を買った後の人生の方がおそらく長いと思います。
なので、家を買うことに視点をおいて情報を集めるのではなく、家を買った後、あなたが安心して生活できるのか、住宅ローンを払えるのか、豊かな生活が送れるのか、ということに視点をおいて情報収集するようにして下さい。
家を買うのは簡単です。住宅ローンの審査は、任意整理とか自己破産がなければ、割と簡単に誰でも通ります。
ですから、家を買うこと自体はそれほど難しいことではありません。家を買った後、住宅ローンを払いながらきちんと生活できるのかとか、学費を払えるのかとか、そういったところが難しいのです。
なので、家を買うためにたくさんの情報を集めなければいけないとは思いますが、家を買うまでのことに視点をおいて情報収集するのではなく、家を買った後の生活を考えて、資金計画を考えたり、色々な情報を集めるようにしたいです。
つまり、家を買うにはどうすればいいのだろうと考えるのではなく、家を買った後、問題なく生活できるかどうかということを考えて、資金計画や情報収取をするということです。
家を買う夢はダメ?
家を買うのが夢だという人は多いです。もしかしたら、あなたもそうかもしれません。でも、家を買えば絶対に幸せになれるのでしょうか?
必ずしも家を買えば幸せになれるとか限りません。例えば、とても理想的な家が手に入ったものの、住宅ローンを払うのが精一杯で、生活が不安定になってしまうことあります。外食にも行けないとか、旅行なんてとても無理とか、お金が全然貯まらないなどです。
そうなると、将来の不安とか、日々の生活に不満や我慢などが出てきて、幸せな状態とはとても言えないはずです。あなたが家を買う目的は、今よりも良い生活を送るためですよね?今よりも広い家で快適に過ごしたいといういのがあると思います。
ですが、前述のとおり、家を買えば必ず幸せになるとは限りませんから、「家を買って幸せになるためにどうすればいいのか」ということを考える必要があるのです。
なので、ただ単に家を買うことだけを考えるのではなく、家を買った後の生活がどうなるのかというところまで、しっかり考えておく必要があるのです。
家を買う前の準備と手順は?
あなたは、これから金利や物価が上がっていくということで、家を買うことを急いでいるかもしれません。あるいは、単純にお子さんが生まれたとか増えたとかで、家が手狭になってきたという理由で早く家が買いたいと思って探しているかもしれません。
ただ、家を買ったことがない人がほとんどだと思いますので、家が欲しいとなってもどうすればいいのかわからないという人も多いです。そのために色々なことをやってみてはいるものの、結局よくわからないから家が買えないという人もいます。
では、早く家を買うにはどんな準備をすればいいのでしょうか?
それは、正しい手順で家を買うことです。正しい手順の1つ目、まずやるべきことは、予算を決定することです。つまり、いくらまでの金額なら家を買うためにお金を出せるのかという予算です。
なぜなら、予算が決まっていると、土地にしても建物にしても、色々な決定の基準ができるからです。ここまでなら出せますとか、ここを超えるともう買えないとか、選択の基準ができるので決定が早くなるのです。
予算を決めておくと、他にも将来住宅ローンが払えなくなって困るとか、そういうことを防ぐことができます。ですから、早く家を買いたいと思っているのなら、やみくもに不動産屋や展示場、ハウスメーカー、工務店などに行くよりも、まず予算を決定して下さい。
家を買う時の費用は?
家を買うときには、土地や建物以外にも様々な諸費用がかかります。
この諸費用はかなりの金額、何十万円、何百万円になってきます。かかる諸費用はたくさんあって、おそらく建てる住宅、例えば、注文住宅であれば、購入金額(土地+建物)の15%ぐらいかかります。
とはいえ、諸費用は、言われるままに支払うのではなく、節約できるものや払わなくていいものもあります。
例えば、火災保険や登記費用、つなぎ融資にかかる利息・手数料、住宅ローンの融資手数料、団体信用生命保険などです。これらは、節約できる場合、あるいは支払わなくていい場合があります。
ちなみに、節約できる金額も数万円ということではなくて、10万円〜30万円とかなりの金額になります。
なので、工務店やハウスメーカーから出された資金計画書に“諸費用”という金額が記入されていたら、それをそのまま支払うのではなくて、どうすれば節約できるのか、節約できる方法はないのか、というように探ってみることが大切です。
住宅ローン返済以外の費用とは?
家を買った後、支払いが始まるのは住宅ローンだけではありません。
住宅ローンのことだけを考えていると、思わぬ出費が発生して上手く家計が回らないとか、住宅ローンの支払いに困るとか、そういった事態を招いてしまいます。そこで考えていただきたい費用がいくつかあります。
1つは固定資産税です。家や土地を買うと、固定資産税が発生します。これがいくらくらいになるのかを、家を買う前に計算しておいたほうがいいです。
2つ目は子供の教育費です。子供がまだ小さいけれど後々保育園に入れるとか、幼稚園が始まるとか、小学校や中学校の学費にどれくらいかかるのか、ということも調べておくことをおすすめします。
3つ目は車の買い換えです。クルマを持っているのであれば、一生同じクルマに乗り続けることはできないですから、何年毎にいくらのお金で買い換えるのか、ということも考えておいたほうがいいです。
4つ目は家族旅行です。
これ以外にも、家を買った後には、クルマの車検など大きな出費が発生しますから、それらを家を買う前にはっきりさせておいたほうがいいです。
それから、収入がどれくらいになるのかです。例えば、妻が出産を2年後に考えていて、そこで産休・育休が発生するから収入が下がるとか、夫が転職を考えているので収入が変わるとかです。
そういったことで収入が変わる可能性があるのなら、それが何年後でその頃にはいくらぐらいの収入になるのかというのも考えておいたほうがいいです。
ですから、住宅ローンのことだけを見るのではなく、住宅ローン以外に発生する大きな出費、また、収入がどうなるのか、将来大きく減ったり、大きく変わるようなことがないのか、変わるのであればいくらになるのか、こうしたところをはっきりさせておいたほうがいいです。
そうしておくと、住宅ローンの返済で困ったりするのを防ぐことができます。