雑誌でもテレビでも、
水素がいい、水素がいいって言うけれど…
本当のところはどうなの?って思いますよね。
実際、私もそのように思っていましたので、あなたの気持ちはわかります。そこで、医学的・科学的に水素の効果を見た場合、現在、どこまでその効果がわかっているのか調べてみました。
今回は、日本医科大学老人病研究所の大田成男教授が行った水素水の実験において、その効果を検証したときの映像をわかりやすくまとめたレポートです。まず、大田成男教授は、次のようにおっしゃっています。
「水素というのはですね、体の中、どこでも自由に通過できるんですよ。血管が詰まってもですね、水素はその悪いところまで届くことができるんです。」
つまり、水素が、様々な病気の予防や治療に活用できると期待されているんですね。この水素水の効果に関する研究は、日本医科大学老人病研究所の大田成男教授のグループが行ったものです。
水素は老化予防・病気悪化に有効?
活性酸素というのは、ストレスを受けたりすると、体内で増えて、細胞や遺伝子を傷つける物質なんです。なので、老化を促進させたり、病気の悪化に重要な関係があるとされているんですね。
そういったことを解明するため、大田成男教授の研究グループは、水素によって、細胞の中の活性酸素がどれくら除去されるのかを実験したわけです。
すると、極微量の水素が存在するだけで、細胞などを傷つける力が非常に強いヒドロキシルラジカルという活性酸素の量が、およそ60%も減ることが確認されました。
水素は脳梗塞の症状悪化にも有効?
脳梗塞の症状の悪化にも活性酸素が関わっていると言われています。
そこで、大田成男教授の研究グループは、脳梗塞を起こしたラットに、水素濃度が2%のガスを吸わせる実験を行いました。すると、なんと脳の障害を受けた部分の体積が、1日後には、およそ半分に留まったというのです。
水素は活性酸素のみを除去できる?
その後、日本医科大学の老人病研究所から世界が注目するニュースが発表されたとのこと。アメリカの医学雑誌「Nature Medicine(ネイチャー メディシン)」です。
それは、体内に水素を取り込むことで、毒性の強い活性酸素だけを除去できるというものです。
以下は、細胞が活性酸素の影響で死んでいく様子を表した実験の映像です。赤くなっている部分は、細胞が死んでしまったことを意味しています。今度は、同様の実験を、細胞に水素を十分に含ませた状態で行ってみたそうです。
すると、細胞はなんと生き続けていることがわかったのです。日本医科大学大田成男教授は、次のようにおっしゃっています。
「1時間経つといくつかこう死んだ細胞が現れますが、こちらと比べたら、差が歴然としているわけです。私たちもこの結果を見てですね、凄く驚いたんですね。こんなに効果があるのかと。」
現在、大田成男教授は、水素を十分に含んだ水を摂取し続けると、どれだけの効果が得られるのかという研究を進めているそうです。
水素水は抗ガン剤の副作用にも有効?
11月初旬に、最新の研究データが新たに発表されました。それは、水素水が抗ガン剤の副作用にも有効であるという内容です。具体的な実験の内容は次のようなものです。
まず腎臓に活性酸素を発生させて、強い副作用が出てしまうという抗ガン剤を用意します。
そして、この抗ガン剤を投与したマウスに水素水を与えます。すると、抗ガン剤の副作用が現れないということです。実際、抗ガン剤を投与してから4日が経過したマウスの様子を見ると、それが明らかにわかりました。
水素水を飲んでいるマウスは、立ち上がるなど元気なのに対して、水素水を飲んでいないマウスは、抗ガン剤の副作用で体が縮こまり、動きも少なかったからです。大田成男教授は、次のようにおっしゃっています。
「水素というのはですね、体の中、どこでも自由に通過できるんですよ。血管が詰まってもですね、水素はその悪いところまで届くことができるんです。活性酸素というのは、生活習慣病や老年病の原因の1つと考えられています。で、そこで水素が、これらの病気の予防につながるんではないかと期待しているんですね。」
大田成男教授は、最後に、次のようにもおっしゃっていました。
「予防ですね、我々の期待というのはすべて予防なんですよ。すべて色々なもの(病気など)について、ならないようにするにはどうしたらよいかと。これから長寿社会ですので日本は、一番大事だと思うんですね。」
NHK おはよう日本でも水素水の報道されています..
ということで、今回は、日本医科大学老人病研究所の大田成男教授が行った水素水の実験で、その効果を検証したときの映像を、わかりやすくまとめてお伝えしました。